以前から気になっていた小規模中学受験塾「エルカミノ」。
↓代表の村上先生のご著書は以前読みました。
エルカミノは、テストによるクラス上下制度がないこと、内部進学コースというものもあること、我が家からアクセスしやすいことから興味を持ちました。
でも算数男子向けな教室のイメージで、うちの娘にはミスマッチかなと感じていました。
ちなみに今回講演会に行ってみてこの思いは強くなりました。
そんなわけで部外者な私ですが、料金(2000円)をお支払すれば秋の講演会が聞けるとのことで侵入してみました。
講演会は低学年では「志望校の決め方、併願校の選び方」というタイトルの講演しか選べませんでしたのでそちらを。
講演会に来られていたのは、既にエルカミノに通塾されている保護者が多かったようです。皆さん受付でお支払いせず、スタッフの方と顔見知りのようでしたから。合計30名程度でした。ご夫婦でいらっしゃってるご家庭もいました。
以下講演会で私の心に留まったことを書き出してみます。
なお聞き手である私というバイアスがかかってますので、以下はあくまで個人的なメモと思って下さい。
第一希望を決める時期について
まず第一志望校は小4秋には決めておく。
子どもが中学受験へのモチベーションを保つのはとても難しいことである。自分で決めた納得できる第一志望を持っていることが辛い時こそ大切になる。小6になって踏ん張りのきき方が違う。
そのためには早くから文化祭などへ連れて行って色んな学校を見せておくこと。
実際教育熱心なブログを拝見すると小1,2年から文化祭に連れて行かれる方もおられて都内の動向としてはこんな感じなのかな。
公立中高一貫校の扱い、位置づけ
志望校を決める際にまず大切なことは「公立中高一貫校を受けるかどうか」を早めに決めておくこと。
受ける受けないでで対策が異なってくる。
公立一貫校の適性検査は向く子は限られている。向くのは、自分で論理的に話を展開でき、相手を納得させられる子。弁が立つ子。答えがない問題に向かっていける子。
向かない子を頑張らせても厳しい。答えがある中での答えを探すタイプは普通の私立の問題の方がマッチする。
なお公立一貫校の適性試験と似た問題を出し、併願校として取り組みやすい私立の学校は中堅以下になることに注意すべきである。
適性試験対策ばかりに特化すると、難関以上の私立対策がおろそかになり、併願しにくくなる。(ごくごく一部の優秀な子以外は両方の力をつけるのは難しいので甘く見ないように。)
個人的には公立一貫校は考えてなかったので、そういう併願しにくい特殊性があるのははじめて知りました。
長くなりますので、続きは2へ書きます。