前回記事 エルカミノ「志望校の決め方・併願校の選び方」講演会に行ったみた(1) の続きです。
附属校か進学校かの選択について
今は大学入試改革に伴って附属校人気が高いです。しかし附属校か進学校かについては、エルカミノ的には進学校を薦める。大学の選択肢を狭めない方がよいと考える。
こういう攻めの姿勢は上位層にはマッチするでしょうけど、そうでない層だとどうなのでしょうね…。というのもうちの夫は高校受験で附属校か進学校かの選択で担任の先生に「この子は伸びるから附属ではもったいない」と言われ後者を選んだそうですが、結果的に残念ながらそれほど伸びなかったようなので。
別学か共学かの選択について
別学、共学かは、男子は別学が楽しいに決まってる!と断言されていました。
女子も理系科目のキメの細かさは、やはり女子校の方がいい。男子と女子では、教師サイドからみても、教え方、進め方が違う。女子はsmall stepで行かないとやる気を失う子がほとんどである。
これは共学育ちの私は全く意識したことがなかったのですが、先生の立場から言われるとそうなのかなと。昨年小学校受験のときに、女子校または共学で迷ったため、いくつか読んだ本にも同様のことは書いてありました。
ただ女子で医学部目指す子は、結局限られた定員を男子と争うことになるから、学校以外で早めに男子のレベルを目の当たりにした方が良い。
今どきそうなのね、と思いました。
最後に併願校の決め方について
併願校は必ず持ち偏差値から10くらいの幅を持たせて考える。
1日目に偏差値高いところを受けたら、2日目は低いところというようにジグザグになるようにする。高めだけを狙って全敗は避けるように。
全敗した子はその後の高校受験、大学受験でも「受かる気がしない」スパイラルに落ちてしまう。心の傷は大人が思うよりもずっと深刻である。
通学時間は男子は片道90分まで、女子は30分までを目安に。混雑しない路線だったらもう少し長くても大丈夫かもしれない。
ざっと書きましたが、このようなお話でした。
・・・・・
我が家は今の学校でそのまま上に進むか、別の私学へ進むかの選択です。
学校全体として内部進学モードなので、他へ出るのであれば各家庭で強い意志を持って着々と準備をしなければなりません。
本人はそのまま最後まで上がりたいと言っています。もちろんそれはそれで良いのですが当然デメリットもあります。
早めに情報は集め、また基礎学力はちゃんとつけておいて、いざというとき困らないようにしておく必要があると思っています。
今回の講演会はそんな我が家にとってもとても有益で、思考を整理する一助になりました。