昨日の記事で、予想していたより「小1の夏休みの壁」は厚くなかったと感じたと書きましたが、これは夫の仕事が時間の融通か利くからこそでした。
もしも夫も朝の出勤時間がかっちり決まっていて、時間給や有休が自由に取りにくい仕事(=私の仕事そのものですが)だったら、我が家の夏は相当詰んでいただろうなと思います。
一般的な家庭の場合、子どものために時間の都合をつけるのは母親、と決めつけられていて、私はなんだかなーという気持にさせられます。
そういえば入学前にこんなことがありました。
実際、娘の学校の入学前のオリエンテーションで、「各クラスのPTAの役はお母様でお願いします」ということを強調されたことがありました。「お母様で」と言われても困るので「私ではなく夫にやってもらう予定なのですが…」と副校長先生に相談したことがありました。
先生は「今の時代の流れからして、私は父親がやってもいいとは思うけれど、周りのお母さんがそれを許すかどうか。うちの学校は良くも悪くも古い学校です。あなただけ旦那様に頼ってズルいと思う方は一定数いると思いますから、反感を持たれないようにうまくやってください。」と。
あーまだまだ父親が子どものために時間の都合をつける、といのは世間に受け入れられてないんだなと感じさせられ暗澹たる思いがしました。そして女性が社会に出て責任ある仕事をするということが軽んじられているような気もしました。
結局入学後は何も問題ありませんでした。
結局蓋を開けたら、PTAの役は夫が半分以上出てくれていますが、特に何か言われることもなく。同級生のお母さんからは「うちも今度主人を出させるので、七瀬さんところも旦那様来られますか?一人だと主人は心細いので、七瀬さんの旦那様が出るなら心強いです」といわれるくらいです。
面と向かって苦言を呈する人は今のところいません。
時代は流れていています。子供のために時間の融通を利かせるのは、男性であってもいいはずです。役割分担は各家庭で決められるくらいの寛容さが必要だと思います。