不定期に書いている「マンション購入記」。
今回は広さ、駅距離、間取りについて、我が家がどう希望を決めたかについてです。
広ければ良いは本当?
結婚してから、3か所賃貸マンションに住みました。
DINKS時代は45㎡(最寄り駅3分)、子供が生まれてから55㎡(最寄り駅3分)、そしてなんと99㎡も(最寄り駅10分)。
99㎡は都心マンションとしてはとても広くて、その広さに惹かれて住んだのです。
最寄駅から10分とあって静かな住宅地でした。
最初は「わー広い!」と喜びましたが、少し住んでみると、99㎡まで来ると広さに比例するように快適さが増すわけではないと分かりました。
夫からは「掃除が大変(我が家の掃除担当は夫)」という不満が出ていました。
我が家のような3人暮らし、日中留守にしている家庭にはここまでの広さは要らないなーという結論に至りました。
広さよりも駅近が重要という結論に
上記のように色々な広さの物件に住んでみて、我が家の場合70㎡くらいでよいのでは?という結論になりました。
もちろん80~90㎡以上の広いお宅は素敵です、けれど新築や築浅かつ23区内だとお値段もなかなかのもの。
70㎡くらいが住宅購入の総価格を抑えることができる、我が家における妥協点かなと考えました。
(住宅購入を考えた2018~2020年ごろは都内の新築坪単価は上がっており、中古市場も上昇しているところでした。)
さらに、広さを求めるよりも、駅から近いという点の方が我が家的には大事だと気づかされました。
通勤や習い事などを考えると、最寄り駅5分程度、という条件の方が大事だったんです。
駅から近いだけでも住宅価格は上がってしまいます。
後に訪れたコロナ禍でも、在宅勤務ができない私にとっては、駅近は外せない条件だと再認識させられました。
間取りはどうする?
我が家は3人家族ですが、夫も私も1部屋ずつ使ってきました。
子供に関しては個室を作っていませんでしたが、これから小中高大と大きくなるので子のために1部屋確保は必須。
さらに子供がこれから増える予定もない。
そんなわけで3LDKで大丈夫と確定することができました。
けれど新婚だったりすると部屋数を決めるのって悩むと思います。
授かったお子さんが複数でしかも異性だったら、子供部屋をいつまでも同室とするわけにも行かず、最低でも子供のために2部屋確保が必須。
逆に複数の子供を期待して新婚時に多くの部屋を用意したのに残念ながら子宝に恵まれず、物置部屋になっているケースだってあります(←我が家の兄の家がそうなのですが)。
今だけではなく、10年後でも理想的な間取りかどうかも重要
家族の未来がはっきりとわからない中で決めるのは悩ましい問題です。
家を購入する際には最低でも10年後くらいまでの部屋の役割の見通しが立った上で購入しないといけないのだと思います。
リフォームで間取りは変えることもできますが、それなりのお金がかかりますので、住宅ローンをまだ払っている中でリフォーム費用が負荷されるのは苦しいです。
またマンションの場合は増築して床面積を増やすことはできず、柱や配管の都合で間取りを変えるにも限界があります。
数十年後の出口戦略を考えることも大事
周到に未来を予想して決めたとしても、人生には想定外の出来事ってあります(転勤や病気・死別など)。
また夫婦とも亡くなって、子に相続という日だって数十年も経てば必ず迎えます。
特に私は、職場の先輩方(50~60代)が都内に物件を持っていても、両親亡き後の処分の問題、都合で家族が分かれて住まざるを得ない状況の体験談を聞かされていたので、考えてしまいました。
売却や相続といった出口のことを考えると、中古でも売れるような立地・物件(資産性があるもの)を選ぶ視点も大切だと思いました。
↓参考になった住宅選定に関する本