※この記事は、小学校受験を考えている方だけでなく、
中学受験や英語教育の記事をきっかけに訪れた方に向けた、我が家の背景記録です。
我が家の小学校受験を振り返る
私の場合、小学校受験については、リアルタイムで細かく心情を書き残すことはしていませんでした。
おかげさまでご縁をいただき、子どもは都内の私立小学校へ進学し卒業することができました。
とはいえ、
- 共働き家庭
- 早生まれ
- 受験準備のスタートが遅い
という条件は、当時も今も決して楽なものではなく、正直なところ苦悩の連続でした。
この記事では当時の記録をもとにしながら、今振り返って思うこと、後悔したこと、やってよかったことを時系列で整理しています。
小学校受験をすることにした理由
受験を決めたきっかけを端的に言うなら、
「よりよい環境で小学校時代を過ごしてほしい」と思ったからです。
具体的には、娘を入学させたいと思える学校に出会ってしまった、というのが大きな理由でした。
(結局この学校に娘は進学しました。ミラクル。人生、何が起こるか分からないものです。)
「よりよい環境」を用意することが本当に子どもにとってプラスなのかは、議論の分かれるところだと思います。
- 多様性がない環境への批判
- 親がレールを敷くことへの違和感
- 競争原理が弱いのではないかという懸念
そういったマイナス点は承知していました。(夫にはこちらの考えが強かったです。)
それでも、恵まれた設備や先生方のもと、同じような価値観を持つ家庭と時間を過ごすことは、当時の私にはとても魅力的に映りました。
早生まれ・遅いスタートという現実
我が家は早生まれということもあり、同学年の子と比べて幼く、小学校受験は半ばあきらめかけていました。
お受験は、4〜8月生まれが圧倒的に有利な世界です。
それでも新年長になる頃には、
「もしかしたら大丈夫かも?」
と思えるくらいには成長してきたように感じました。
実際に受験の世界に入ると、周囲の子どもたちはもっと精神年齢が高く、その差を痛感することになるのですが…。
そんな経緯で「ダメもとでもいいからチャレンジしてみよう」と決意しました。
新年長3月〜5月|遅いスタートで右往左往した時期
この時期に、小学校受験のお教室へ入会しました。と同時に志望校についての相談。
→★新年長3月、滑り込みで幼児教室とクラスを決める
→★年長4月、志望校について相談
親も子も準備は不十分で、すでに年中から対策を重ねてきたご家庭との差に焦りながら、とにかく慣れていくしかない日々でした。
年長5〜7月|学校説明会ラッシュと願書準備
少し教室に慣れてきたかな、と思った矢先に、春から初夏にかけての学校説明会ラッシュ。本命校だけでは倍率的にリスクが高い(というか「無謀」)ため、併願校探しも並行して進めました。
→★年長5月、教室にやっと慣れ始める
→★年長5~6月、学校説明ラッシュ
6月に初めて模試を受け、7月には出願校を固め、願書添削。毎月が目まぐるしく過ぎていきました。
→★年長6月、初めての模試での失敗
→★年長7月、併願校を決める
→★年長7月、願書添削、つかったもの
年長8〜9月|家庭学習の現実と面接対策
7〜8月は、通常授業に加えて夏期講習を少し取りつつ、家庭学習を進めていました。共働き家庭につき、平日開講の夏期講習は送迎の都合で参加できないものが多く、家庭中心で頑張るしかありませんでした。
→★家庭学習はどれくらい必要?時間の確保方法は?
→★ペーパーの進め方の工夫と使ったもの
8月ごろから家庭で面接対策も始めました。
→★年長8月、面接嫌いな夫への面接対策
→★年長8月、娘への面接対策、使ったもの
9月からは、過去問を重視し始めスピードも意識し始めました。
→★年長9月、過去問中心に切り替える
年長10〜12月|受験本番
10月の出願後は面接が続き、11月1日からはいよいよ試験本番。
→★年長10月、出願と面接日時決定
→★年長10月、面接だけで不合格と分かった学校
→★年長10月、魔法のアメ作戦
→★年長11月、試験と合格発表
試験を全てを終え、最終的に親が進学先を決め、娘には進学する学校のみを伝えました。
→★すべてを終え進学先決定、娘の反応
小学校受験を通して分かったこと
小学校受験は、やはり独特の世界です。
この経験を通して、親として新しい世界を知りました。
→★コネありの方もいる
→★有利な条件、不利な条件
→★ママ友に受験のことを秘密にする?
また葛藤しながら子どもと向き合う中で、多くのことを学びました。
→★年長10月、母が精神的に一番辛かった時期
→★親が我を忘れないように
→★もしももう一度受験をするならば
小学校入学後のこと
娘はご縁をいただいた小学校で充実した6年間を過ごし、本人もこの小学校生活が大好きでした。
しかしそんな生活が続くのかというと、そうではなく。
本人の興味関心が変わっていき、中学校受験をして他校へ進学する道を選びました。
在籍した小学校は高校までエスカレーター式に進学できる学園だったのにも関わらずです。
→★小学校受験を経て7年目の秋に思うこと
今振り返ると、小学校受験で子どもの人生が決まることはなかったと思います。
「レール」というものは本人の意思次第でいくらでもを敷き直せるもの。
その場面場面でベストと思える選択を取っていく。
舵取りはどんどん子ども本人に委ねることになる。
努力の積み重ねと、ちょっとしたミラクルのなか進んでいくものなのですね。
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