前進していると思いたいのだけど…ペースが遅すぎで溜息。
都立高校入試、女子は男子より高得点でないと不合格という現実
やっと一歩踏み出しました↓
都立高校では、各校に男女別定員があるため、性別ごとの合格最低点が違う。
つまり女子の方がより高い得点がないと入学できないが、男子はより低い得点でも同じ学校に入学できるというもの。
これは「都立」「共学」という学校の特性上、見過ごすことができない不平等ですよね。
しかし、ここ何年にもわたって「不平等である」という訴えが続いていたのに、まだ全面的に撤廃しないなんて。
「今年の入試の結果をもとに検証する」だなんて、ペースが遅すぎます。
既に何十年分もの入試データはあるのだから、それで十分ですよね。
自分自身を顧みると・・・
幸いにも、私が生まれ育った県では、男女別定員が県立高校で設けられていませんでした。
だから、まさか公立の共学高校で、しかも東京という先進的な地域で、こういう差別が残っていることを知ったのはつい数年前。
今までこんな制度が残っていたことにガックリしました。
と同時に、そのころ私立大学医学部の入試で女子差別があったことも話題になりました。
それは20年以上前(医学部を受験しようと思ったころ)から私はうっすらと知ってはいたけれど「おかしい!」と認識できずにいました。
なんというか「慣習?」のような。
だから都立高校入試の男女別定員の問題も、ずっと東京にいる人にとってはもう麻痺してたのかもしれません。
悲しいことに、女だから同等に扱われなくても仕方ないと思い込んでしまう、疑問にすら感じなくなっている。
その刷り込み自体が怖いですね。