【手術⑤】子宮を取った選択とその後

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子宮内膜症性卵巣嚢胞の話。続きです。

前回はこちら↓

子宮も取ることの選択と夫

今回の私の場合、片方の卵巣だけ取って、子宮を残すという選択もできました。

でも私自身の希望で、子宮もとってもらうことにしました。

というのも子宮があれば(月経がある間は)、残した側の卵巣に再発するリスクがあり、また子宮腺筋症も悪化しうるから。

それだったら、もう子供を産む希望もないのだし、取ってしまった方がいいなと思ったのでした。

どういう手術を受けるか、夫には入院前日に伝えました。

夫は、元々子供を望んでいなかった人なので「へー、そう決めたんだー」くらいのリアクションしかありませんでした。

婦人科ではないのですが、女性が手術で入院した時、手術内容を認めない!なんで勝手に決めた?と旦那さんとかお姑さんとかが色々言い出して、
中にはそのまま手術キャンセルして退院する人も見たことがあります。
うちの夫はその対極にあるような人であることが再確認出来てよかったです。

けれど娘には未だに言えない

娘には結局今もって子宮をとったこと伝えられていません。

というのも娘、兄弟をずっと欲しがってたのです。

実は入院する日の朝、娘と一緒に歩いていたら唐突に「ねえ、お母さんから赤ちゃんが生まれてくることはもうないんでしょう?」と言われました。

この言葉は、とても鋭利な刃物のように突き刺さり私の胸を深くえぐりました。

そうだね、としか言えませんでした。

そして退院する日の前夜、不思議な夢を見ました。

(以下、グロテスクな表現があるので、嫌な方は回れ右してください)

私が見た不思議な夢

・・・

花子がご飯を食べており、私はそばで料理をしています。

私は、大きなお鍋の中に小さな子供を食材として入れて料理していました。

殺意とかは全然なく、ただの物体として。だらんと重かった。

そしてそのお鍋からできた料理を花子に出していました。

花子は普通通りに美味しそうにパクパク食べていました。

・・・

目が覚めてボーと思ったのは、この夢は今後生まれるかもしれなかった命を私が身勝手に消滅させた、という意味かなと。

その子を養分にして、花子に注いでいるということ?

その子を犠牲にして、自分や娘の今の快適な暮らしを守ろうとしたということ?

自分の子宮に対してセンチメンタルな思いを私は抱かないと思っていましたが、意外とあったみたいです。

術後はすごく快適

その後ですが、子宮がなく月経がなくなったことで、私の生活は非常に快適になりました。

今までの様に激しい痛みで血圧が低下することもなく、ピルを飲み続ける面倒くささからも解放されました。

片側卵巣が残っているので、ホルモンは放出されることから、子宮はなくてもPMSは起こりうるという説明でしたが、私はとくに症状出ておりません。

そして片側卵巣しか残っていないので、両側卵巣がある場合より更年期症状が3~4年くらい早く出るでしょう、というお話でしたが今のところ大丈夫です。

再発リスクのこと、出産育児希望がなかったことも考えると、私の場合は摘出が最適解だったな、この選択で良かったなと思っています。

・・・

以上、長かった「子宮内膜症性卵巣嚢胞」にたいする手術記はこれで終わりです。

内膜症性嚢胞は珍しい病気ではないので、きっと患っている方も多いはず。

もし手術を迷っている方がいらっしゃれば、今回の私の体験談がお役に立てれば幸いです。


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