【映画】プラダを着た悪魔2|SNS覇権、雑誌の終焉|感想

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舞台や映画の鑑賞録

少し前のお話になりますが、GW中に娘(中2)と映画「プラダを着た悪魔2」を観に行きました。
(正確に言うと、AMに「Wicked part2」の2回目鑑賞をして、ランチを挟んでPMに「プラダ~」を観るという2本立てをしました。)

この作品を観に行くことになったのは、娘がお友達から強く勧められ見たいと言い始めたからです。

感想などを書いてみます。

「1」を観ていないので、前作をYoutube解説動画で予習

こちらの「プラダを着た悪魔」の第1作は、20年前の2006年公開だそう。

その2026年の私は何をしていたか考えると、医者になって数年目の20代半ばの独身でした。
土日も病棟回診や当直、オンコール当番も多くて映画を観に行くなんてことは一切できない状態で、話題になったことは覚えていますが、こちらの作品を観ていません。

まさか20年後に続編が公開されて子どもと観に行くことになるとは、当時予想だにしなかったでしょう。

今回Amazon Prime Videoで1作目を見れるかな?と思ったのですが、Diseny +(我が家は加入していない)でしか見れないそうで、仕方なく1作目を解説しているYoutubeで、娘と一緒に1作目のあらすじをチェックしました。

↓解説分かりやすく、今回の2を観る前にこちらをチェックしておくのお勧めです。

一番強く感じたのはメディアとしての「雑誌の終焉」

ファッション雑誌業界を舞台に話は進みます。

1作目が作られた2006年(20年前)と違って、ファッションに関して情報を得たかったら、誰もがスマホなどでSNSをチェックすれば済む時代となりました。

20年前は権威あるファッション雑誌の編集長が、独自の審美眼で世に出るアイテムを選び抜き、雑誌に載せることで世界的な流行を作り上げることができる「神」ポジションでした。
そしてそんな編集長によるパワハラも許された時代でした。

それが今では、インスタグラムなどでファッションインフルエンサーが活躍する時代。
彼女ら・彼らは、一部の人は最初からモデルや俳優さんだったりしますが、一部の人は最初はただの一般人です。
彼らの投稿に世界中から多くのファンがつき、また企業からもお金を出してもらって特定のアイテムを身に着けて宣伝することで、巨額のお金が動く流行を作り上げることができる、ファッション界の新しい「神」です。

その一方でファッション雑誌やその編集長という立場が失落していき、
覇権はインフルエンサーに渡されて行っています。

レディー・ガガの出演が象徴的

今回、映画の最後の方で、ミラノで行われたファッションショーでは、レディー・ガガが本人役としてカメオ出演しています。

RUNWAYという世界的なファッション雑誌(実在のVOUGEをモデルにした架空の雑誌です)の編集長であるミランダが、楽屋で準備中のガガに挨拶に行くと、
ガガから「あら?あなたは私なんか好きじゃないでしょ」と軽くあしらわれるシーンが象徴的でした。

つまり世界的なインフルエンサーであるガガにとっては、雑誌編集長のミランダなんて歯牙にもかけてない。
そもそも20年前だったら有名人たちもこのショーに出演させてもらうという栄誉を、編集長ミランダから与えて頂いた、という遜った姿勢だったでしょう。

出演する有名人、そして色んなハイブランドが、かつては雑誌に載せてもらうために編集長のミランダに擦り寄ってきていたのに、
今や自分の子どもみたいな年齢のインフルエンサーのほうが、影響力がある。

そんな無常さ、世の中の栄枯盛衰を見せられた映画でした。

ファッションが、街が、映像が、全てにおいておしゃれ

この映画ではストーリーだけでなく、ファッションや街といった映像が全ておしゃれだというのも楽しめるポイントです。

前半はNY、後半はミラノを舞台に、登場人物たちがハイブランドを身に着け、それに負けないオーラで着こなします。

メインキャストの俳優さんたちは、20年前と変更なくオリジナルメンバーのままだそうです。
20年前と変わらず、素敵なお洋服を着こなしている俳優さん達、プロフェッショナルすぎます。

特に編集長を演じたミランダ役のメリル・ストリープは、1949年6月で1作目の時は56歳、
そして本作(2作目)公開時は76歳。
年齢を感じさせる部分はありますが、それでも「美」や「仕事」に関して「悪魔」となる姿は衰えてないです。

俳優さんたちの美しいファッションと、街の情景のおしゃれさも相まって、映画全体は観ていて飽きませんでした。

中2は「雑誌の終焉、SNS覇権」を理解できた?

見終わったあと、ちょっと娘には分かりにくかったかなーと思いました。

とくに「雑誌」というものから、ファッションを含めいろんな情報を得ていたという時代(つい20年くらい前ですが)というのに馴染みがないです。
物心ついたときには、すでにSNS時代だったわけですし。

そんなわけで娘に聞いてみたら「ちょっと理解できない部分はあって、大人な映画だなと思った。けれどレディー・ガガのところは分かった気がする」と。

この映画のファッションショーの場面で、ガガが歌う「RUNWAY」という曲のPVがカッコいいので自宅で繰り返し聞いています。

そんなわけで、映像やファッションだけでも楽しめるので、ぜひ見てくださいね。


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