3月に入って、SAPIX6年生「前期」保護者会が各校舎で行われていますね。
お話を伺ってきたので、備忘録として残しておきます。
にしても年度末のこの時期に、平日お昼間の時間で開催されるのはなかなか困りますね・・・。
目玉は校舎の進学実績
この3~4月に学年ごとに行われる前期保護者会の目玉は、自校舎の卒業生の偏差値帯ごとの進学先発表にではないでしょうか?
合格実績ではなく「進学」実績ということで、リアルさが一層感じられます。
今年も成績帯ごとに進学した学校名と人数が教えてもらえたのですが・・・
昨年よりも、同一学校に合格した生徒さんの偏差値帯がバラけていることに驚きました。
さすがにTK・KSはバラけませんが、AZ,OIN,SS/SM,KJ,TMといった学校は意外なほど違っていました。
個人的に思い浮かんだ理由としては・・・
・模試と入試の傾向が違うために、SOでは真の合格力が図れなかった?
・たまたまSOの成績が悪かった?
・受験校に特化対策に個人が重きを置いて、SOやマンスリーが軽視された?
・入試分析会で女子で第一志望が分散化する傾向が強かったというお話があったが女子だとそのため?
があったのですが、この件について校舎長から詳しい考察コメントがなく不明です。
渋谷教育学園の2校に進学した方が昨年よりもやや増えていた点も印象的でした。
おそらく今までは受かっていても別の学校に進学していた例が多かったけれど、今年は渋谷教育学園をより優先するトレンドだったのでしょうね。
合否を分ける姿勢とは
最後の最後に合否を分けるポイントとなったであろうことを校舎長が仰っていました。
・12月からの追い込み時期に手を緩めない
・4科目のバランスが良い
・各科目や分野に穴が少ない(=学習時間や量が多ければ、結果として穴はほとんどなくなる)
・あれこれ手を広げすぎていない、基本をおろそかにしていない
・本人が「自分の受験」「自分の勉強」と十分自覚している
これらが揃って、さらに「当日の出題内容の運も、最難関校だと非常にある」というお話でした。
授業点によるクラス昇降
新6年になる直前の保護者会でも「6年生は授業点でもクラス上下があります」というお話でした。
それが春季講習後から本格化するという説明がありました。
クラス内の席も、授業点を加味して入れ替えるそうです。
またクラス昇降はあくまでも同一ブロック内で(例えばABCが同じブロックなら、そのブロック内で上下する。飛び越えてDには行けない。)
さらに、以下のお話が興味深かったです。
文系科目、理系科目ごとに上下するので、人によっては文理で別クラスになりうる。
カンニングや答案改ざん、交換採点の未熟さによる間違えは十分起こりうるが、そこは講師も例年のことなので了解済みで留意して見る。
そのような問題点があるのは十分承知しているが、全体の意識を上げる上で授業点での昇降はとても有効なため、やっていきたい。
文理で別クラスもありうる、というお話から、男子が多いと算数の授業に付いていくのに苦労するうちの子にとっては、理系だけ下げられるのはメリットありではないかと思いました。
各科目の先生ごとのお話
各科目の先生ごとにお話もありました。
科目によっては、複数の先生がお話をされました。
どの科目も最上位ブロックを担当されている先生は必ずお話をされていていました。
今年初めての先生、他校舎から異動の先生もおられたので、この方が花子が言ったあの先生なのね!と初めて分かった方も多数。
サピは担当講師の名前は配布文書には一切載せないんですよね・・・
娘曰く、フルネームは教えてはいけないと指導されていると仰った先生がいたとかで?本当なの?
終了後は貴重な個別質問タイム
毎回リアル保護者会のあとといえば質問タイム!
今日来られた先生に個別に質問ができます。
早速土特算数で娘の担当の先生に質問とお願いをしてみました。
娘はこの土特担当の先生のことを、平常担当の先生よりもかなり気に入っているので、あえてこちらの先生とお話してみました。
なかなか直にサピの先生とお話できるチャンスは少ないので、お話できて良かったです。
電話やメールで相談する方もいるようですが、我が家まだそこまではしたことがなくって。今後そういう手段も使うことを考えてみます。
・・・
長くなったので、各科目のお話は別記事で↓