娘(中1)からリクエストがあったのでkバレエの「ロミオとジュリエット」を鑑賞してきました。
kバレエは友の会に入っていないため公演情報にも疎く、また会員ではないので良い席も取りにくい。
よって残念ながらほとんど公演に足を運べていません。
今回娘から言われてチケットを取ったのも一般発売開始から大分日にちが経ってしまってからでした。
ブログ記録を振り返ると、kバレエは2021年のクリスマスシーズンに「くるみ割り人形」を見て以来なので4年3か月ぶりです。場所は今回も渋谷のオーチャードホール↓
今回2026年3月15日のジュリエットは日髙世菜さん、ロミオは石橋奨也さんでした。
衣装がよい、すごく好み
4年前の「くるみ」の時の感想にもちらっと書きましたが、当時kバレエの衣装が素敵だと思ったんです。
そして今回の「ロミジュリ」でもやっぱり衣装が素敵!!
バレエはセリフがないのもあって、どの立場の役どころか分かりにくいことがあるのですが、この「ロミジュリ」では敵対する2つの家のカラーで衣装が構成されていて分かりやすい。
モンタギュー家(ロミオ側)は青系、キャピュレット家(ジュリエット側)は赤系でした。
そして色合いも中世イタリアのイメージを損なわない、かつグラデーションが美しかった。
他にもジュリエットのシンプルな白系のドレスも、すその重なりが舞った時に美しく揺れるように計算されつくされているのも素晴らしいなと思いました。
私が一番共感してしまったのは乳母
ロミジュリはドラマ性の強い作品。
踊りや仕草や視線で、そして音楽の力も借りてそのドラマを表現しなければならないのです。
今回私はジュリエットの乳母(演じたのは荒井祐子さん)に一番共感しました。乳母は踊るシーンなどないのですが。
最初はジュリエットの秘密の恋を応援し、できるだけ本人の願いを叶えてあげるべく融通を利かせるのです。
しかしロミオが追放され、ジュリエットの父が別の人(パリス)との結婚を強要すると、乳母もそれに従う側に回ってしまいます。
乳母としては今後のジュリエットの長い人生を考えると、父親の言うとおりにすることが、最終的にはジュリエットの幸せや安定につながると考えての行動だったと思います。
我が子のように愛しているジュリエットだからこそ、できるだけ彼女の願いを叶えてあげたい、でもやはり女性として幸せになれるのは父親の選んだ人との結婚、長い目でみるとそちらの方が幸せと判断したのです。
しかしジュリエットにとっては、味方であったはずの乳母にもロミオとの恋を否定され、結局は仮死の薬を飲むという危険な賭けに出るきっかけとなってしまったのです。
最終的にうら若いジュリエットが死んでしまって、乳母の悲しみがどれほどだったか、自分の行動を後悔したに違いありません。
こんな色んなことを、言葉も踊りもなく観客に考えさせるのだから、乳母の演技って素晴らしいなと改めて思いました。
娘が一番印象に残ったのはマキューシオ
娘にとっては、ロミオの友人マキューシオが印象に残ったそうです。
陽気なキャラで、ロミオと一緒に敵対するキャピュレット家の舞踏会に侵入することになるのですが、随所でコミカルでした。
そして中盤では刺されて殺されてしまい、ここから全ての悲劇が始まるのです。
そういう暗転のキーを握る重要な役どころが興味深かったようです。
主役のお二人の安定感
今回のロミオとジュリエットの主役である、日高さんと石橋さん、とても安定感があってそれぞれの役になりきってました。全く違和感がなかったです。
私も娘も主役以外の役どころが印象に残ったのも、お二人の安定感があったからこそなのだろうなと思いました。
そしてバレエ「ロミジュリ」の音楽は何と言っても「騎士の踊り」の曲。この全てを暗示するような印象的なフレーズが随所で使われていて、良かったです。
そんなわけで、思いがけず娘リクエストで観た「ロミジュリ」でしたが、とても楽しめました。
事前にYoutube広報動画を見るのがおすすめ
鑑賞前にYoutubeでkバレエのロミジュリの広報動画を見ておきました。
↓今回のポスター撮影の様子についての動画
↓こちらは2018年時の公開リハの様子
同じシーンを今回観ると、感動もひとしおでした。
動画内ではカメラの位置がステージ上の演者のそばにあるためか?練習着のままのためなのか?より躍動感が感じられます。
母娘のバレエ鑑賞スタートから9年、今は「友」
3月はあとは1つミュージカルを観に行くことになっています。こちらも娘リクエストで。
ふと気になってブログの記録をさかのぼると、2017年7月(4歳4か月のとき)に子ども向けバレエ鑑賞に娘を連れて行ったのが初だったようです↓(旧ブログの記事です)
そこからほぼ9年!
1年前に習い事としてのバレエは辞めてしまいましたが・・・
今ではバレエに限らず、ミュージカルなども含め娘自身が観たいものを、どこかから情報を得てリクエストしてくれるようになりました。
私も、娘のおかげで全くノーマークだった作品を見る機会が得れています。
また鑑賞し終わった後に感想を言い合ったり、私が気づかなかったポイントを教えてくれたり。
「観劇の友」ができたみたいで嬉しいです。


