園や小学校での新型コロナウイルス、とりわけオミクロン株の流行スピードは今までない勢いですね。
幸いにも、基礎疾患がないお子さんでは、入院が必要な重症化は稀ではあります。
しかし今回のオミクロン株をやり過ごせても、また別の株が流行る可能性もあり、長期的にはまだ油断できません。
3月からの5~11歳のワクチン接種どうする?
日本でも3月から5歳以上~11歳の子供においても、新型コロナウイルスのワクチンが打てるようになります。
準備などの都合もあり、3/1きっかりに接種がスタートできない自治体や病院もあるかもしれませんが、おそらく予約は開始していると思います。
さて、自分のお子さんに新型コロナのワクチンを打たせますか?
任意接種なので保護者が決めなければなりません。
小児コロナ現場の感染症医師からのとても良い記事
小児に対する新型コロナワクチン接種の推奨度について、とても良い記事を読みましたのでシェアします↓
東京で最も多く新型コロナ陽性の小児症例の入院・治療にあたっている病院の堀越裕歩医師がインタビュー形式でお話されています。
推進派でもなく、拒絶派でもなく、淡々と現状の事実を述べておられ、中立的なお話だなと思いました。
結論としては「インフルエンザワクチンと同じくらいの推奨度でおすすめしたい」とのこと。
詳細や医学的な理由は、ぜひ全文を読んでご確認いただきたいです。
コロナ禍でも、子どもの生活の質を高める努力を大人は忘れてはいけない
特に私がいい視点だなと思ったのは、最後の「大人はコロナ禍で子どもの生活の質を高める努力を」とのころ。
以下引用しますと…(引用は青字です)
子どもにとっては、コロナ流行の副次的な被害として、コロナで学校が休校になったり、遠足や運動会などが中止になったりしているのは大きいです。コロナがある中でどうやって子どもの生活の質を高めるかを大人がしっかり考えなければいけません。
感染対策で子どもの対応は後回しにされてきています。「ウィズコロナ(コロナと共に生きる)」中で、子どもがどうやったら幸せな日常生活を送れるか、大人が真剣に考えて環境を整えていく必要があります。
特に教育機会を失うことは子どもの将来に関わります。しかもその影響が見えてくるのは何年も先です。そのダメージを小さくするのも大事です。これも社会全体で考えていかなければいけません。
コロナ禍で、リアルに経験できる行事やイベントが減っていることは、子供の心身の成長においてマイナス要因です。
なんでもかんでも「コロナ対策上ダメ」と保護者や学校は安易に言いがちですが、その「ダメ」によって取り戻せない成長過程の経験を奪っていることもある。
だから非流行期ではできるだけ行事や旅行の機会を持つことも大切だなと思いました。