新型コロナウイルス第7波も、横ばいか少し下向きになってきているこの頃ですが…
医療従事者向け第4回目ワクチン接種
早い医療機関では7月から、医療従事者向け4回目ワクチン接種をしていたようですが。
私の勤務先は8月中旬からスタート。
先日は私が問診当番の日でした。
院内接種なので、それぞれの方の電子カルテを開くことになるのですが…
すでに1回は感染した方が思ったよりも多い。
だいたい10人に1人は既感染
当院で検査したものしか反映されていませんが、だいたい10人に1人は1度感染したことがある状態でした。
特に第6波でかかってます。
ふと気になって東京都のサイト(↓)で調べると・・・
都内の陽性者の累計は約260万人。
東京都の人口が約1400万人なので、単純計算(一人1回しかかかっていない)で割合を出すと…
18.5%となるので、10人中1.85人が既感染になっているのですね。
そこからすると、院内スタッフが特に感染のリスクが高かったわけでもなさそう。
しかし第7波でかかってしまった方は、今回の4回目接種の対象ではないので含まれていません(感染から3か月程度空けるという院内ルールのため)。
今の発熱外来で院内スタッフが陽性にある例が頻発しているのを見ると…
7波の終わりには院内スタッフの5人に1人は既感染ということになりそう。
また私の勤務先に限らず、東京都全般でももうすぐ5人に1人が既感染という状況になりそうです。
罹らない人は罹らない(もしくは全くの主症状)
私は医療従事者ということで、会食や会合を避けています。
しかしあまりそういうことを気にせず行動されている方も身近にいます。
マスクすらずっと布マスクというご一家。しかもいつも鼻からマスクが出ている。
しかし、それでも今のところ誰も罹っていない(=症状が出ていない)そう!
こういうご家庭を見ていると、罹らない人は本当に罹らない(もしくは全く無症状)なんだな~と痛感させられます。
我が家も娘が罹りましたが、発熱直前まで同室で寝ていた私は結局2回のPCR陰性で無症状だったので、不思議です。
とは言っても、病院で見ていると、感染後肺の線維化が進行して日常が制限されてしまう深刻な後遺症が残る方も見たりするので、一概に「ノーガードでも大丈夫」ではないんですよね。
大丈夫だった人と、そうでなかった人の意識の分断は大きいなと感じています。