新型コロナウイルスについて、どのような人が重症化しやすいのか、一般向けに分かりやすく数値で示した日本語の記事が出ていましたので紹介します↓
この日本語版解説記事を書かれたのは、国立国際医療センターの感染症専門医 忽那賢志先生です。
アメリカのCDCという機関( Centers for Disease Control and Prevention:CDC、直訳すると疾病管理予防センター)が出している情報を日本語訳されたものです。
CDCでの元記事はこちらになります(全て英語です)。
CDCというのは一般的には馴染みがないと思いますが、日本の医療現場での感染予防では、CDCの指針に沿って行動したり対策をしたりしている、いわば教科書的な存在です。
アラフォーだってリスクはそれなりに高い
18~29歳の健康な方を基準「1」として、各々の年齢層でのリスクがどれだけ高くor低くなるかを数値で示したのが下の表です↓
私のブログを読んでくださっている方はアラフォーの方が多いようですが、
30~39歳では入院リスクは2倍、死亡リスクは4倍高くなり、
40~49歳では 入院リスクは3倍、死亡リスクは10倍高くなります。
10倍と言われると「え!!」という感じですが、75~84歳では死亡リスク220倍、85歳以上では死亡リスク630倍となっていますので、まだ40代が10倍というのももマシな方かな…という感じです。
一方で子ども、特に5~17歳では 入院リスクは9倍低く、死亡リスクも16倍低いとなりますので、子どもはやはり重症化しにくいと一般的に言えます。
その他、各種基礎疾患がある場合のリスクさについても数値で示してあるので、ご興味ある方は是非ご覧ください。