40代後半。仕事でもプライベートでも少しずつ先が見えてくる時期。
今後の自分自身の働き方について考えることが多くなりました。
振り返るきっかけとなった出来事
振り返るきっかけとなったのは
・昨年あった大学の同窓会(20年以上ぶり)
・年度末の教授退官記念パーティー(10年ぶりの参加)です。
久しぶりに同世代や上の世代の医師と色々お話する機会があったのです。
医局のパーティーでは、諸先輩方の悲喜交々な近況を目にしました。
特にパーティーに来れなかった先生の諸事情というのは、本当に考えさせられました。
どちらも10年なり20年なりの再会となった方もいて、一気にワープして10年後や20年後を見てしまった感がありました。
いつまで働くか?
同窓会でも医局会でも「何歳まで、どういう形で働くつもりか?」というのが話題になっていました。
40半ば~後半は、もうそういう話題に入り始める齢です。
今までのような、どこで研鑽するか、ポジションは、開業するのか、といった話題からチェンジし始めています。
かなり上の先輩方に聞くと、地方では医師不足ということもあり、お願いされて70歳越えても働いている方もまぁまぁいます。
75歳になったとき「さすがにもう無理です」と言って辞めることができたとか。
都会の方が自分の意志で仕事は辞めやすい傾向があるなと感じました。
体力・気力の問題
同級生から
「いつまで働くつもり?私はもう体力やばいかなと思ってる」
という話を振られました。
40代半ばを過ぎ、体力がどんどん減っている実感があり、それに伴って気力も減っているのです。それなりの大きな病気を抱えてしまった人だって同級生にはいます。
古い話で恐縮ですが、私が小学生の頃、故千代の富士が引退の時「体力の限界、気力の限界」と振り絞るように言った言葉があるのですが、今その言葉の重みを実感しています。
「一応、常勤で働くのは60~65歳くらいかなと思ってる。娘が大学卒業するまでは常勤で働く背中を見せた方がいいかなと思うけど、卒業したら(60歳前)もう非常勤でもいいかなと思ってる」
と答えました。
でも正直60歳までフルタイム常勤も体力的にどうなんだろう?という気持ちです。
若いころには考えもしなかったけれど、50代60代それ以上の身で働くって本当はすごいことなのですね。