今回の旅行ですが、沖縄の歴史に触れられる場所に花子(小4)を絶対に連れて行かねば!と思っていました。
というのも花子さん、サピの地理の授業で先生が「琉球王国や首里城は皆さん知っていると思いますから、説明は省きます」と言われたことがあったそう。
花子は琉球王国も首里城も知らず…
なのに同じクラスの子の様子はみんな当然知っていそうな感じだったと、ショックを受けて帰ってきたことがあったのです。
首里城の歴史、火災、現在の様子
首里城は、3年前の2019年10月31日に本殿が焼失しています。本殿はまだ再建されていない状態です。
現在は、以前からある周りの建物や門は見学可能で、本殿の部分は再建している様子が見学できるようになっています↓
本殿の脇では、映像で首里城の歴史や焼失前の姿が紹介されています。
もともと15世紀ころに建てられた城で、明治時代に日本に併合され、軍事施設として利用され、第2次世界大戦(沖縄戦)で焼失。
本土復帰後(1972年)から再建、2000年には世界遺産に登録され、やっと本殿の全てが再建し終わった2019年に不運にも火災が起き焼失となりました。
歴史的にも翻弄された場所ですね。なお、火災の原因はいろいろ検証したけれど不明のままだそうです。
首里城は小高い場所に位置し、海まで見渡せる見晴らしの良い場所で、昔から王が政治を行った場所にふさわしいところでした。
吹き抜ける風も、街中よりも心なしか爽やかな気がしました。
本殿はありませんが、門や城壁など残った部分は見ごたえあり、火災復興を応援する意味でも観光に来てよかったと思いました。
再建のための赤瓦シャモットづくりボランティアに参加
事前にHPをチェックしたとき、「首里城再建ボランティア」を行えるということを知りました↓
火災で焼けた赤瓦の破片を崩して、再建する際に材料となる「シャモット」を作るという復興お手伝いです。
こちらに花子と参加しました。当日その場で参加申し込みOKです。
作るといっても、重たい棒で衝撃を加えて粉々にするという作業。難しくなく10分くらいで終わりました。
今後正殿が再建されたときに、「自分が粉々にした瓦が使われている!」と思うと、きっとワクワクすると思います。
歴史的建造物の一部に、ボランティアとして手を貸せるというのは、すごくよい取り組みですね。
残念ながらこのボランティアは2022年11月30日までとなっています。
もしかしたらまた来年暖かくなったから再募集があるかも?ですが、立ち寄られる方はぜひ参加してみてください!