小学校1年生の見守り対策の続きです。
GPS機能に特化したBoTの不十分な点(位置情報が不正確な部分がある、通話ができない)を補うための方法ですが、折角なので自宅にある私の古いスマホを使うことにしました。
ただスマホの場合、インターネットで色んなサイトを閲覧できたり、Yotubeやゲームアプリ、ラインなどのSNSによる不特定とのつながりが怖いです。それらの小学校1年生には不要で有害なアプリを制限する必要が出ます。
と言うわけで、スマホを与えるには1.有害アプリの排除(親の絶対的管理、ペアレンタルコントロール)、2.位置情報の共有 が我が家的に絶対必要な要件となります。それらについて我が家が試した方法をご紹介しますね。
試したのはAndroid スマホの「ASUS」のzenfone、そしてiOSを搭載したのiPhone5cの2つです
1つ目 Androidスマホである ASUSのzenfoneについて。
ASUSという台湾メーカーはデフォルトで「キッズモード」というのを持っています。
これにすると、一気に画面が子どもっぽいイラストになり、使用できるアプリも親が許可したものだけ(通話とカメラのみ許可、インターネットブラウザは禁止)に早変わり!キッズモードではアプリの新規インストールもできません。 そんなペアレンタルコントロールががっちりできるモードになるのです。 <1番目の要件である有害アプリの排除はクリア>
こういうキッズモードがデフォルトで用意されているスマホは現時点ではASUS製品だけのようです。
これプラス、Googleが最近実用化したGoogle Family Linkという機能を使えば、子どものスマホの位置情報が親のスマホのGoogle mapに呈示されます! すごく正確です。 <2番目の要件である位置情報の共有もクリア>
2つ目 Appleのiphone5c について。
iphoneのペアレンタルコントロールはiOS12だと「スリーピングタイム」、iOS11だと「機能制限」としてあります。これを使って通話、メッセージ、天気、時計、カメラしかアプリを許可しない形に。インターネットブラウザは使用できず、各種アプリも親の承認がないとインストールできません。
<1番目の要件である有害アプリの排除はクリア>
しかしiphoneだと、上述のGoogle Family Linkの位置共有機能が2019年5月時点では使えません。(そのうち使えるようになるのか?iOSの特性上、永遠に無理かも?)
代わりにiphoneでデフォルトで組み込まれている「iphoneを探す」機能を応用して、娘の位置を随時確認することにしました。Andoroid端末(私の端末)でも、iphoneの位置が見れるアプリがあるんです!私は無料でシンプルな「xFi Locator」を導入しました。リアルタイムの位置が非常に正確に分かります。 <2番目の要件である位置情報の共有もクリア>
Find iPhone, Android Devices, xfi Locator Lite
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というわけで、Androidでもiphoneでも娘に持たせて大丈夫な状態に設定し、娘に実際に使ってもらいました。
結局娘はiphone 5cを選びました。
理由はiphoneの方が小さいから使いやすいと。たしかにiphone5cだと5インチしかないんです。今時こんなに小さいスマホってないですよね・・・。文字を入力したりするには不便なサイズですが、通話とGPSがメインならこちらの方が使いやすい。6歳の手にピッタリです。
そんなわけでiphoneと、GPS機能だけのBoTのダブル使いしています。
2つは不要では?と思ったのですが、意外とそうでもなく。
例えば学童から外部の習い事に行く時は、ランドセルにBoTを入れたまま、習い事バッグにはiphoneを入れておく。といったように、本人がわざわざGPSや携帯を移すのを忘れそうな状況では、あらかじめ朝から分散して親が仕込んでおくことができて便利です。
小学校低学年のスマホ利用もこれからどんどん増えて行くと思います。それに伴ってもっと便利で安全な運用方法も多くなるのでは?と思います。
スマホのペアレンタルコントロールや位置共有についての情報は2019年5月時点では丁寧に解説しているサイトが少なかったです。いろんなサイトを見て、これならうまくいく?とAndroidとiOSの各々で私が感じた方法が上記でした。なおかつ、私の古いスマホを利用し端末は新規購入はせずに済みましたので費用面でも満足です。(通話SIMを1枚追加契約したので、その分の料金は毎月プラス300円となりました。)
なお子どもにスマホを持たせる他の方法として、TONE mobileという格安MVNOが子供向けスマホ(端末+回線契約)を展開しているようです。我が家は口コミを調べて辞めておきましたが、気になる方はそちらも考慮に値するかもしれません。