田舎に実父が一人暮らししています。
82歳ですが一応生活は自立していて、買い物、料理、洗濯、掃除などは自分でやっています。
頭の方もまだちゃんとしているのですが、もともと頑固なタイプだったので、その頑固さが時折出て困っています。
土地のことや賃貸に出している物件のことで、父の意見と私たち子どもの意見が合わず、兄たちは「その件で連絡してこないで」と完全にさじを投げて「無関係」の立場をとっています。
私は父の物件をめぐる一連の行動に、最初は仕方なく弁護士さんを交え連絡を取ってました。そして1つの件が解決して、また別の件を父が持ち出したので4月に会った時に「もうこれ以上この件に関わることはできない」として距離を置いたのでした。
先日娘にも「お母さん4月におじいちゃんに会ったとき怒ってたよね…」としみじみ言われました。娘の前ではその件話していないのに、表情だけで色々察していた模様。2か月経ってやっと娘がそう言いだしたので、よほど私の雰囲気が怖かったのでしょう…。
多分父は生きている間は、ずっとこの件を追いかけ行政など方々に掛け合いそうです。父にとっては自分で作り上げた財産だという自負が強いので、執着してます。
傍からみたらただの田舎の土地・建物。兄たちも私も相続なんてしたくないものです。子どもの関心が向かないことも父のプライドを傷つけているのでしょう。
拘り続ける父の気持ちを変えることはできそうにないです。本当に気が重い。
職場の先輩に聞いた教訓話
職場のドクターでお母さんが80代前半の方がいます。お母さんは、約5キロ適度離れた実家で一人暮らし。
元気だしー、会うと色々と口うるさい人だしー、と割と放置気味にしたそうです。
なんと偶然実家訪問したら、リフォーム詐欺で身ぐるみはがされる一歩手前だったそうです。
自宅に訪問する親切なリフォーム屋さんに、色々お話を聞いてもらっているうちに契約を結び、預金通帳まで全て見せていたとか!
あと少しのところで気づいて契約解除でき、事なきを得たそうです。
家のインターフォンには小さな丸いシールが貼ってあったそう。
それをネットでググると「独居、よくしゃべる」という住人の特性をマークしたシールだったそう。
つまりその手の訪問販売グループの「鴨」の目印が付けてあったと。
で、しっかり者だった母親がそんな詐欺に気づかず契約を結んだことについて、
「やっぱり放置しすぎで寂しい思いさせたから、だから悪徳業者でも親切にされて嬉しくなって契約したんだと思う。」
「年寄りは放置したり、寂しい思いをさせない方がいいよ。」
という教訓を話してくれたのでした。
我が家の父、どうしましょう・・・。放置はしない程度に電話で話をするしかないかな。
奇しくも今日は父の日。一応ギフトは送っておきましたので、電話を1本入れておきます。