前回紹介した都立小石川と同様に、敬老の日を含む連休中に行われた、雙葉学園中学・高等学校の文化祭にお邪魔しました。
雙葉といえば中受女子御三家。そして幼稚園・小学校受験では都内女子校の中では最高峰と言えるのではないでしょうか。
私も小学校受験の説明会で敷地内(小学校)に伺ったことはあります。5年前ですけど。
今年は夏前のサピ主催の中学・高校説明会(オンライン)も拝聴しました。
一方の花子さんは、説明会を聞いたこともなく、敷地内に入るのも初めてでした。
駅からのアクセス良好
雙葉は「四谷駅」から徒歩2~3分と、とても良い立地です。
ただその分、敷地はかなり狭くなっております。
今回、中高の校舎内にお邪魔して改めて見ると、私自身がだいぶん都会の学校に目が慣れてきたのか、5年前に感じたほどの狭さへの衝撃はなかったです。
失礼なことを言ってごめんなさい。
むしろ所々廊下が広くなって、ラウンジのような憩える場所が作ってあって、狭いながらも造りが工夫されていて素敵だと思いました。
おもてなし力が高い
校舎内を巡る中で娘とともに驚いたのは、雙葉生の「おもてなし力」
生徒さんたち、まず言葉遣いや所作が子供っぽくない。20代の大学生くらいの応対力?と思いました。
普段医学生やコメディカルの学校からの実習生に接することがあるのですが、そういう20歳過ぎの子に近いなと思いました。
そして展示などで、色々なお土産を工夫して配って下さるのですよ。
たとえばこちら↓
真ん中の「合格祈願」しおりですが・・・
書道部の方が、作品を展示するだけでなく、その場でしおりを書いてくれるのです!
言葉は「合格祈願」とか、「恋愛成就」とか選べて、裏面に自分の下の名前を書いてもらえます。
他校でも書道部展示はありましたが、ここまでのリアルタイムサービスをやってくれるところは、初めてでした。
あまり費用はかかりませんし、とてもいいアイディアですよね。
花子さんも「この学校は、来てくれた人を【おもてなし】してくれるんだね!」といたく感動していました。
しかし文化祭は誰のため?と思うと、私は生徒自身のためにあると思うので、外部の人間(私のような)へのサービスはそれほど必要ないのでは?と思います。
でも雙葉だからそこも「奉仕の心」なのかもしれません。
全体的にきれいなのと、滲み出る裕福さ
校舎は建ってからそれなりの年数が経過しているはずですが、随所がきれいで整頓されていました。
ここが共学校と女子校の違いですよね。
展示も全体的にきれいにまとまっていましたし、各教室の呼び込みの声も耳に優しい。
そしてOGと思われるご年配の方、在校生保護者のネームカードを首からかけたご両親と思われる方も複数名すれ違いましたが、皆さま上品です。
中には身に着けているものが、一目で高価だと分かる方もいらっしゃいました。(これ見よがしではないけれど、チラリと見えて分かる・・・。)
流石幼稚園、小学校と附属を持っているお嬢様校だけある。
花子さんは「この学校に来ている大人は言葉遣いが丁寧」という感想を述べていました。
パンフレットが分かりやすい
文化祭パンフレット外観はピンク基調でかわいらしく、そして中身は部外者にとっても非常に分かりやすかったです。
この分かりやすいレイアウトと構成力が国語力の高さを反映しているのかしらと思ったり。
女子だけの安定した環境で6年間を過ごしたいという子にとってはとても良い環境だと思いました。
親にとっても安心感もある学校ですね。