御三家として名高い開成中学が、来年度から新入生向けに“授業料免除”の『開成会道灌山奨学金』を開始するそうです。
この奨学金制度は既に開成高校で導入済みで、中学にも拡げるようです。
奨学金の資金の出どころは、各界で活躍するOBから寄付だということ。
OBからすぐに寄付金が集まってしまうところも、開成の学校としての格なのでしょうね。
開成は改築のためにOBに寄付を募った際も、すぐに10億集まってしまったそうですから。
このような取り組みが他の有名校でも広がって、経済力による学力格差の是正や、教育の機会の改善に繋がればよいと思います。
この件に関して、興味深い記事を知りました。
この件に関しては、こちらの「中学受験は課金ゲーム」という視点で書かれた記事が興味深いです。
「課金ゲーム」という言葉は中学受験を扱った漫画「2月の勝者」でも出てくるチャッチーなフレーズです。
同じくらいの能力の子ならば、課金した方が(=塾や家庭教師などで学ばせた方が)成果はより上にはなると思います。
どれくらい上になるかは、そこの子ポテンシャルや精神的成熟度で変わってきますが。
真剣に塾業や家庭教師業を営んでいる方にとっては、自分の仕事を「課金ゲーム」と茶化されるのは気持ちの良いものではないのでは…と思ってしまいました。
さらに地方との格差の問題
私が育ったエリアのように、課金すらできない(=良い塾がなくて行けない)環境の地方だっていっぱいあって、都会と地方の格差もどんどん広がっていると感じています。
子の教育のことを考えたら地方に戻れない、赴任できないという医者は多い(私も含みますが)のもさもありなん。
都会の選択肢の多さや層の厚さを知ると戻れません。