だいぶん前の話ですが、花子さん小4が行ってとても良かったので記録しておきます。
東京地方裁判所に傍聴に行く
花子さんの学校が平日休みだった日。
こういう時は仕事の融通が利く夫に花子さんと過ごしてもらうことが多い我が家。
その時に初めて夫に「裁判傍聴に二人で行く」ことをお願いしてみました。
我が家から行きやすいのは霞ヶ関にある「東京地方裁判所」です。
HPで傍聴や見学の条件について確認しました↓
傍聴には特に大きな制約はなく小学生でもOK
人気のある大きな事件は、並んで傍聴券を交付してもらわないと入れないようですが、傍聴券がなくても大丈夫なものも多い。
東京地裁だったら、毎日何かしらの公判が開かれている。
そんなわけで2人で行ってもらいました。
傍聴、小4の心に響いたこと
夫と娘で行ってみると、大学生と思われる方が授業の一環なのか傍聴に来られている姿が目立ったとか。
夫は傍聴の案内をする係員さんに「初公判のものがよいですよ」というアドバイスを頂いたと。
そんなわけで3つの裁判を見たそうです。
特殊詐欺裁判
花子さんが一番印象に残ったのは「振り込め詐欺の受け子の裁判」
被告は20代男性、生活苦からの受け子のバイトをしてしまい、高齢者からお金を奪ってしまったというありがちな事件。
そんな安易なバイトをした彼は、元ホストだったそう。確かにルックスは非常によく、ファン?元お客さん?も傍聴に来られていたとか。
被告のご両親も来られ陳述していたそうですが、身なりなどある程度裕福そうであるものの、発言はなかなか困った感じの方だったとか。
頼ることもできない、守ってもくれない親、というのは花子さんの想像の外だったそうです。
覚醒剤常習者の裁判
次に印象に残ったのは「覚せい剤の裁判」
被告は初老男性で、着ている服・髪型・言葉遣いとも、法廷とはおおよそ似つかわしくなく、逆に冒涜するような感じだったとか。
せめて公判のときくらいちゃんとした服装、態度をとれないのか?自分が不利になるのに?と花子さんは思ったそう。
そしてこんな大人がいるのだ、ということに花子さんは衝撃を受けたそうです。
総じて裁判傍聴は楽しかったらしい
花子さんはまさかドラマで見るような場所、しかも本物の場所に小学生の自分が入っても良い、ということが信じられなかったそうです。
でも総じて楽しいかった、というかとても興味深かったと。
元々Eテレの「昔話法廷」とか、平日昼間のサスペンス系ドラマが好き↓
(「昔話法廷」は見やすいので、傍聴前に一度視聴がおすすめ)
そして「子ども六法」も好きなんですよね↓
(こちらも傍聴前にちらっと読んでおくといいかも?)
傍聴に行った以降は、ニュースで聞く事件や判決というものにもグッと親近感が湧いている様子です。
ちなみに夫にとっても今回の傍聴は興味深かったそう。
上記「振り込め詐欺」については別日の第2回公判も傍聴に行って、どういう判決になったかを見届けたそうです。
そんなわけで、お子さんの趣向が合うようであれば「裁判傍聴」おすすめですよ。