新年度、お子さんが小学校1年生になり、学童に通い始めた方も多いはず。
そんななかネットで知った、心を重くするようなニュース。
学童の先生が新1年生を恫喝する動画が流出
私は怖くて元動画を見ていませんが、一連の出来事を文字として書き起こされたものを読みました。
新1年生が自己紹介がうまく言えないのを、学童の年配職員がヒステリックに恫喝し、女の子は泣いてしまう。
それでも責めるのを辞めず、最後はその子だけ1時間立たされていたそうです。
動画の撮影は同じ学童の上の学年の子がしていた、という情報。
保護者の方がそれをTwitterに「この行為はおかしくないですか?」と動画を上げて一気に拡散されたのが発端です。
市側は「行き過ぎた指導があった」と認めたそうですが、いやこれ「指導」の域を超えて「虐待」ですよね。
娘の学童にいるヒステリックな先生
話は少しずれますが、娘の学童にも強い口調で怒る先生がいます。
私もお迎えに行ったときに何度か目撃しています。(たいてい男の子がほかの人に迷惑がかかる遊びをしていて怒られるパターン。)
花子はその先生が苦手で「全然子供の気持ちがわからないみたい。怒るときも気分次第だし。学童の先生なんて向いてないのになんでいるんだろう?」と折に触れて言っています。
花子は怒られることはあまりないようですが、先日は怒られて花子だけ昼食を15分遅れさせられたそう。
どうして怒られたかの理由については「言いたくない」とのことなので、多分花子にも否があったのだと思います。
そして先生から私へは特に報告がなかったので、おそらく時間になったのに遊びを辞めなかったとか、そういうことだと思います。
(危険行動が多くて先生の制止をなかなか聞かないお子さんについては、直接保護者に伝える場面を見たことがあるので、花子の場合多分そういったことではなさそう。)
「あまりにも先生がひどいようなら言ってね。一番偉い先生(運営者)に相談するから。」とは何度も伝えています。
何をやっても怒らない先生では困りますが、子供相手にあまりに理不尽な怒り方をするようだと困ります。
密室で起こるところが怖い
学校もそうですが、学童も第三者の目がない密室です。
何かあっても特に低学年の子供の言語表現では、保護者に正確なことが分からないことが多いと思います。
だからこそ、子供の心を踏みにじる行為をする大人がいても「なかったこと」にされがち。
今回は動画撮影をしていた上級生がいたため、証拠としては十分でした。
おそらく今までもこういう行為が常態化していたのでしょうね。
絶対的に先生に従わなけらばならないという「恐怖」で全体をまとめようとするのは、その先生の力量不足だたり、人格が未熟だったりするためだと思います。
小学生としてのピカピカした一歩を踏み出したばかりなのに、そこに今後も残るような深い深い傷を残したことは許せないです。
そして学童を信頼できる場所として、大切な子どもを預けた親御さんが後悔する気持ちも手に取るように分かり、胸が苦しくなります。
ちなみにスパルタな「ヨコミネ式」の学童だそうです
ここの学童は「ヨコミネ式」ということを知り、腑に落ちる部分がありました。
というのも、まだ花子が未就学児だったころ、ヨコミネ式の本を1冊だけ試しに読んでみたことがあります。
↓こちらの本でした。
未就学児に対して、文字教育も九九も運動もどんどん積極的にさせるスパルタな教育が推奨されています。
直営の園もありますが、そのほかにも全国にはこの方法を採用している幼稚園・保育園はいくつもあります。
この提唱者の横峯吉文さんは、ゴルファー横峯さくらさんの叔父にあたり、保育園を運営されています。
私は読んでみたとき、
「やることが過激すぎ。
横峯さんの自論の展開も昭和の根性論のみで、論理性には欠ける。
合わない子はすぐ転園して、合う子だけが残るから【みんなできるようになる】と言えるだけだな」
と感じ、1冊で読むのは辞めました。
今回の恫喝学童もヨコミネ式の学童と聞いて、なるほどーと思いました。
ヨコミネ式の先生が一概にこうだとは言いませんし、きっと子供の心に寄り添う素晴らしい先生もいらっしゃるとは思います。
が、こういう恐怖政治が横行できる土壌が、「ヨコミネ式」には十分あると個人的には感じています。