中学入試の国語の題材は、11歳~12歳が読むにしては難しいものが多いですよね。
小説の作者が、自分の作品の入試問題に正答できるのか
中学入試国語では大人が読む小説や論説文が題材として取り上げられます。センター試験国語とほぼ同じ題材のこともあります。
そして学校や塾が意図的に作った問題に対して、作者が果たして正解できるのか?というのは、甚だ疑問だと以前から言われています。
ちょうどネット上で、小説家自身が問題を解いてみた!という企画記事があったのでご紹介します。
芥川賞作「猛スピードで母は」の入試問題を作者長嶋さんが解いてみたら?
今回の企画に協力されたには小説家 長嶋有さん。芥川賞や大江健三郎賞、谷崎潤一郎賞も受賞したこともある方です。
そして今回題材となった作品は芥川賞受賞作の「猛スピードで母は」。
早稲田中で平成23年に出題されており、そのときの問題を長嶋さんご自身に解いてもらうという企画です。
長嶋さんはとてもフランクな方のようで、このような企画に学生服コスプレで臨んでいらっしゃいます↓
で、作者自身が問題を解いてみると、残念な結果です。
作者の意図した心情と、作問者側(今回は早稲田中)が正解とした心情が食い違っています。
私は受験国語は得意なので、作問者側の答え回答してしまいました。
つまりテスト的には〇だけど、作者の意図からしたら×です。
受験国語のルールに則らないと正答できない
やはり受験国語はルールがあって、そのルールを攻略するテクニックがないと受験上は「×」になる。
現代文の解法のコツをまとめた本はいくつかあって、私も大学受験前にさらっと確認したことがあります。
↓中学受験版だと、こんな本がAmazonで人気みたいです。
私の場合、受験国語で苦労しなったのは、公文国語で知らず知らずのうちに雛形を叩き込まれていたからかなと思います。
娘の場合、うまく解法雛形が公文国語で身についているか分かりませんが、時期がきたら上のような「コツ伝授」の本を読んでもらうのもいいかなと思っています。