中学受験に関しては、色々情報を集めている親の方に迷いが多いと思います。
我が家もリアルタイムでは迷いながら進み、後から「こうすればよかった」と分かったことがたくさんありました。
この記事では中学受験初心者の方に、中学受験の全体像を、リアルタイムの経験と振り返りの両方からまとめた「道しるべ」的記事です。
途中気になった部分は、リンク先の記事を見てくださいね。
中学受験を考え始めた時期と、迷ったこと
我が家が中学受験を意識し始めたのは小1の頃でした。ただ本当に中学受験すると決めたのは小6でした。
というのも小学校~高校と内部進学が可能な学園に在籍していました。そのまま内部進学するのが主流な環境だったのです。
「よりよい中高6年間」を送れるのはどこだろう?と親が情報を集め、また子ども本人の希望もあり最終的に受験をすることになりました。
→ 比較検討のため訪問した学校説明会や文化祭のレポはこちら★
学年ごとの大まかな流れ
小1~小2
内部進学するにしても、中学校からは中学受験をしてきたお子さんと一緒になります。
そのため中受をクリアしたお子さんたちと同じくらいの学力を持っておかねば、と思いました。
基本的な学力をつけるためにやっていたのは以下です。
・国語・・・公文、読書
・算数・・・そろタッチ(そろばん)(→こちら★)、市販問題集
・英語・・・公文英語、オンライン英会話kimini, (→こちら★)
小2~小3
お友達に感化された子ども本人が、都内では大手であるサピックスへの入塾を希望し小2から通塾スタートしました。
ただし今振り返っても小2スタートの必要性は全くなかったと思います。
特にうちの場合はコロナ禍自粛に小2前半が重なって、サピの対面授業は激減していました。
サピスタートに伴って公文国語は退会。そろタッチも小3になる前に辞めました。
小4
週2回のサピ+サピの宿題をメインに学習をしていました。小4からは本格的に受験直結のカリキュラムがスタートし、生徒数も一気に増えました。テストでのクラス上下も激化していきます。
我が家は共働きのため、日々の家庭学習は子ども本人に委ねる形でした。1日ごとにやるべきことを紙に書いて本人に渡し、やってもらっていました。
小5
引き続きサピのペースに乗る形です。週2回のサピ+サピの宿題がメインでした。
算数が難しくなったり、苦戦した部分もありましたが、コベツバの動画サービス利用を活用しました。
日々の家庭学習は子ども本人に委ねており、親の慢心でチェックが甘くなり、学習していなかったことに親が気づくのが遅くなるという失敗もありました。
学習をせずに時間を浪費していたのは動画の視聴でした。本当にタブレットや動画コンテンツの制限は難しい!
小6
小6で本人が「受験する!」と最終決意したので、サピックスのペースにそのまま乗り続けることにしました。
6年の前半は週3回サピ、後半(9月以降)は週4回サピで、毎日が塾中心に回る生活でした。
→サピ生活 小6前半はこちら★
→サピ生活 小6後半はこちら★
6年の春にはサピ以外の習い事を全て休会して時間を捻出しました。この時期に一旦休会し正解でした。
やらねばならないことが多く、けれど本人のやる気の持続時間の問題もあり、1日の中での実施可能な勉強スケジュールを組むのは大変でした。
→ 紙に自分でスケジュールを立て始めた話はこちら★ (小5夏)
→ 親と進捗共有のためGoodnotesでスケジュール管理した話はこちら★ (小6夏)
そんなギリギリの時間管理でしたが、本人曰く小6の1月はちゃんと勉強したそうです。(遅いけど、多くの小学生の差し迫った感覚なんてそんなものかも。)
最初から知っておきたかったこと、塾授業と家庭学習の比重
振り返って一番強く思うのは、
「塾よりも、家庭学習の設計が成否を分けた」ということです。
結局塾だけでは成績アップは難しく、家庭学習が必須です。
塾にさえ行かせておけば自然と成績が上がる!ということはないです。
塾によっては宿題や過去問まで塾内でさせてくれる面倒見の良いところもあるようですけど。
家庭で難しい場合には向かう先は(我が家は利用しなかったけれど)、個別指導や家庭教師。
覚悟していたことではありましたが、家庭で親のプリント管理負担、子どもの家庭学習の負担は大きかったです。
親の感覚としては、塾授業時間:家庭学習時間は1:2くらい。
小6秋の過去問演習が始まってからは1:3くらい、入試に向かうにつれて家庭比重が上がる印象でした。
→ 過去問実施で参考になった本やYoutubeをまとめた記事はこちら★
→ 我が家のおすすめ 過去問管理方法はこちら★
これから中学受験に向かう方へ
中学受験は正解が一つではありません。
ガチガチに難関校を目指して1ポイントでも偏差値を挙げることが、子の本当の幸せな未来につながるわけでもありません。匙加減によっては、「燃え尽き」や「自主性の欠如」といった弊害と常に隣合わせです。
ただ受験をするのならば、弊害を避け、遠回りしなくていいポイントは確かにあります。
このブログでは、実際に失敗したこと、やってよかったことを正直に書いています。
必要なところだけ拾ってもらえたら嬉しいです。
