1年前に新4年になる前に読んだ本ですが、今回新5年になるにあたって読み直して見てやはり参考になる箇所が多かった!
そのため読書メモを残しておきます。
安浪京子先生と佐藤ママの共著
こちらの「親がやるべき受験サポート」という本。
中学受験算数の家庭教師として数多くの著書がある安浪京子先生と、お子さん4人が東京大学理科Ⅲ類合格したサポートしたプロママ佐藤亮子さんの共著となっています。
安浪先生は、ご著書や各所へのコメントを見る限り、子供への寄り添い型の先生で、必ずしも高偏差値帯がターゲットではない印象。
その安浪先生が、高偏差値帯の佐藤ママとどういうお話になるのかという興味で手に取ったのですが、予想以上に面白かったのです。
子供への手厚さ
この本は既に塾に通っているお子さん(小学生)の保護者を対象とし、
日々の家庭学習をどうサポートするかということが主眼です。
小学生が大人のサポートなしで中学受験を乗り越えることはまず難しい、という現在の都会の中学受験事情が前提となっています。
佐藤ママはすでにご自身の著書でも披露されていますが、お子さんの勉強サポートが本当に手厚い。
さすがに佐藤ママほどサポートするのは難しいけれど、プロ家庭教師の安浪先生が「プロ的にもこれはやったほうがよい」と言うようなポイントを絞って書かれています。
やはり小学生が塾の勉強をするためには、大人から勉強しやすくする仕組み作りが不可欠だと気付かされました。
一番参考になったのは「テストの直し」
我が家は塾での小テストの直しはさせています。(小テストは基本的に9割から満点をとるようにと塾から言われているものです。)
しかしマンスリーとか、組み分けテストとかは、うっかりミスが連発していた回・科目以外はさせていませんでした。
時間がないというのもありますが、難易度の問題もあって。
というのもサピはマンスリーテストは7割取れたらアルファ(一番上の成績帯)組み分けは6割取れたらアルファです。
つまりそれだけ難しくて今の段階では同学年の子が解けない問題も織り交ぜてあるため、花子が歯が立たなかった問題をさせても今の理解力・基礎力で意味あるのか?という気持ちになってたんです。
それが安浪先生も佐藤ママも「模試直しは全部させるなんて無駄」と言い切っておられて安心しました。
安浪先生も生徒さんを見ていて、今この子の模試で間違えたこの問題をさせても理解できないだろうなと思うものは切り捨て、本当はできて良かったはずの問題をやり直しさせるそう。
理解できない問題も、子供の成長に伴って簡単に理解できるようになるから、成長を待つという方法をとることもあると書いてありました。
私も花子を見ていて、「今はこれやっても無駄かな」というとき(算数の★3つの問題など)は深追いしないようにしていたので、自分のやり方が肯定された気分になりました。
ノートの使い方も参考になる
本の中には、佐藤ママのお子さんの実際のノートだけではなく、安浪先生が指導された生徒さん(小学生)のノートも画像で紹介されてありました。
こういう具体的な実例はありがたいですね。
親がサポートしているのはこの部分なんだというのが一目瞭然で分かって良かったです。
これから新4年生として入塾するお子さんを持つ保護者の方に役立つ内容でおすすめです。