以前の上司に「家買うと、オレの人生これでよかったのかな〜と一時期放心して軽ーく鬱になった」と聞いていました。
「そんなもんかいな?」と聞き流していましたが、今なら分かります。
一時期、新居ブルーでした
家を買ったことで、ブルーにーなる人と、ハイになる人と、2通りあるようで。
これはマリッジブルーと、マリッジハイになる人に分かれるのに似てる。
ブルーになる思考回路は、人生における重要な選択をしたことについて「これで良かったのか」と考え込んで鬱々としてしまうから。
逆にハイになるのは、大きな選択をしたことで高揚してしまい、必要以上に舞い上がるから。
私は、マンション契約してからブルーが入るタイプでした。(結婚が決まった時もブルーになりました。)
元々が楽観的とは言い難い性格。
契約後は「本当にこれで良かったのだろうか?」と思ってしまいました。
タイミングも良くなかった
マンションを契約して少し経ったとき、世界的なコロナ禍に入りました。
世界的に株価が一気に下がり、コロナショックと言われ、いつ経済が回復するのか見えない時期が数ヶ月ありましたよね。
もしかしたら、住宅価格も今後下がっていくのでは?
1番相場が高い時期に買っちゃったかも?と焦りました。
まさか自分が大きな買い物をした途端、経済的ショックが起こるなんて思いもよらず動揺しました。
こんなことなら結婚した当初(10年前)に買っておけば、もっと相場は安かったのに!と何度も思いましたが、それは後の祭り。
結局、株価は半年程度で回復していき、都内の住宅価格はむしろコロナ前よりも上がるという事態になりました。
最も相場が高い時期に掴んだわけではない、ということになって、気持ちが落ち着き始めました。
落ち着き方が、ちょっと性格悪いですよね。
入居までの2年弱がとても長かった
契約して頭金も入金して、あとは建物の完成を待つ2年弱はとても長かったです。
コロナで建築資材の輸入が滞ることもニュースになっていましたから、予定時期に入居できるのかも不安でした。
購入した物件は賃貸で住んでいたマンションの近所だったので、何度も現場を見に行きました。
連日工事が動いていることにホッとしてました。
一方でマンション居室の設計変更オプションを申し込んでいたので、そのことを考えるのは頭が痛かったです。
(設計変更とオプションについてはまた別記事で書きます。)
新築ハイになる人は…
噂に聞くと新居ハイになる方は、物件にどんどんオプションつけていくらしいです。
何千万円もの買い物(物件本体)からすれば、オプションの細々とした数十万円は可愛く見えるからだそう?!
家という大きな買い物した高揚感で、そのまま車も買い替えちゃう人も一定数いると聞きました。
もちろん予算が潤沢というわけではなく、数十年ものローンを組むような経済バランスでも、「ハイ」な思考に陥る人は陥る。
また家を買った安心感から、その後の家計管理、特に貯蓄のペースが緩んでしまう人も多いと聞きました。
やはり慣れない大きな買い物、一生に何度もないイベントというのは怖いですね。