断片的に書いているマンション購入記。
今回は「女ひとりで乗り込む」編です。
というのも、今回の物件は私一人で選定、私のみの名義で購入・ローン組んだのです。
都内共働き家庭では、夫婦で共有名義、ペアローンを組む方が多いらしい
昨今では共働き家庭が増え、女性も男性と同等に近い収入があるご家庭が増えています。
そんな情勢を反映して、居住する物件に対して夫婦それぞれが住宅ローンを組む、ペアローンのご家庭が増えているそうです。
もちろん共働きでも片方のみがローンを組むケースもあって、その場合は夫側が組むケースがほとんどだと思います。
我が家は逆をしました。
私の名義で購入。ローンも私。頭金出したのも私です。
そんなわけで物件選びも全部私一人の意向でしました。
夫はあまり購入に乗り気ではなかった
夫は賃貸で済ませたい派なんです。
夫実家は都内通勤に便利なベッドタウンにあります。
今は年老いた両親しか住んでいませんしが、夫はいずれ相続する可能性が濃厚な立場。
両親亡き後は建て替えてそこに住めばいいやという思いもあるよう。
加えて、夫のお母さんが実は家購入マニア(?)で、合計3回購入・売却してます。
(すべて自己居住用です。売買タイミングは各々良かったらしくバブル崩壊も上手く乗り越えたそう。)
加えて幼少時転勤族でもあった夫は、持ち家売買をめぐるアレコレに嫌気がさした子供時代だったそう。
そんなわけで「家なんて賃貸でいい」という、実母とは真逆の思考に走ったようです。
娘の小学校入学とともに考え直す
私もそんな夫の意向を汲んで賃貸でいいかと思って、結婚生活を送っていました。
そして娘が生まれ成長していく中で、将来的に娘が中学校受験したら、その進学先次第で学校の近くに引っ越せばいいかなと思っていました。
しかし未来予想図とは裏腹に、より早いタイミングで、娘の受験。
幸いにも某小学校にご縁があり、おそらく高校までこの学校にお世話になりそうだ、となりました。
通学の便のために、娘校の近くの賃貸物件に引っ越しました。
住んでみたところ、エリアとして住み心地は悪くない感じでした。
そして今後小~高まで12年間近く住むのであれば、このエリアに購入したほうがお得ではないか?との考えが私の頭をよぎりました。
夫に相談したところ、
「買うのは乗り気ではないけど、ななこが良ければ特に文句はないよ。今まで通り住居費として家賃代半額は払うよ」とのこと。
そんなわけで、私一人で物件探し、資金繰りをすることになりました。
一人で購入する方がメリットがあった(我が家の場合)
正直私一人で購入としたほうが、我が家の場合以下のようなメリットがありました。
1点目;万が一離婚となったとき揉める要素が少なくなる。
2点目;サラリーマンである私が大きな額のローンを組んだ方が、13年間の住宅ローン控除額が大きい。
(自営業の夫は税理士さんのもとで節税をしている関係上、所得税・住民税とも低く住宅ローン控除の恩恵があまり受けれないのです。)
3点目;私の好みをダイレクトに反映できる。
そんなわけで我が家の状況では、共有名義やペアローンにこだわる必要はないと判断しました。
デベロッパーに相手にされるかどうか心配でしたが
女一人で高額の商談に臨んで、マンションデベロッパーに相手にされるか、若干心配でした。
というのも家を購入した友人曰く、不動産業者は「男尊女卑」があると。
具体的に言うと「営業は夫の意向を聞いてばかりで、妻サイドは軽視する。こっちだって共働きで稼いでるし、決定権あるのにも関わらず!!」と。
そんなわけで心配だったのですが、けれどここは都会。
一人でファミリー物件購入する女性の存在は、それほど奇異ではなかった模様。
「旦那様は?」とお話しする営業さんに各1回はチラリと聞かれましたが。
「私一人で買うので夫は関与しません」と1回言えば、デベも銀行もインテリアコーディネーターも担当者はそれ以上は言ってきませんでした。
担当者にはちょっと訳ありとか、実はシングルとか思われたのかもしれませんね。
そんなわけで女一人でファミリー物件が欲しいと乗り込んでも大丈夫でした。