子宮内膜症性卵巣嚢胞の話。続きです。
前回はこちら↓
今回は入院〜手術当日のお話です。
手術前日に入院
手術日前日に、自分の勤務先の病院に入院しました。
勤務先なので気楽ではありました。
入院後すぐにやったことはCOVID-19の唾液検査です。
無事に陰性でした(陽性だと手術できず即退院となります)。
その後、麻酔科術前診察、婦人科術前診察、剃毛、下剤内服など盛りだくさんありました。
夕食は流動食(10年以上前も食べたことありますがおいしくないですよね)、21時以降は絶食。
術前にしんどかったこと
職業柄、入院やオペの流れは分かっているので、緊張というのはほとんどしませんでした。
しかも私、全身麻酔手術を受けるのは2回目なので「以前の麻酔のとき〜があってとても不快だったので、今回は〜しないで下さい」としっかり伝えることできました。
しかしお腹の手術なので、しっかり下剤かけられて、さらに浣腸までナースの方にされるのが今回1番しんどかったことでした。
我々医者は、下剤とか、浣腸指示とか簡単に出すけど、そんな患者さんを扱うナースの大変さがよく分かりました。
今更でごめんなさい。
いよいよ手術当日
手術日、オペ室に行く30分前に夫に来てもらいました。
コロナ禍だったのでお見舞いは禁止なのですが、手術中は家族来院・待機が必須。(病院によってルールは違うと思います。)
手術室に徒歩で入って、手術台に乗り横になって、吸入麻酔を当てられ、静脈麻酔入れられて、即意識なしです。
もうまな板の上の鯉。
・・・
次に覚えているのは、手術終わって、抜管された時でした。
手術エリアからストレッチャーに乗せられて出た廊下に夫がいたのを覚えてます。
しかし私は麻酔の影響でウトウトしていたので、夫がいつ帰ったかはよく覚えていません。
さらに次に覚えているのは、病室に帰って主治医に「無事に終わってます、詳しい説明は明日しますね」話しかけられたことです。
手術後は気分不良になることもなく、痛みもなく。夜中には飲水もOKとなりお茶を飲めてホッとしました。
枕元にスマホを予め用意したいので、それをポチポチ触るくらいの余裕はありました。
ベッド上安静だったので、もぞもぞしながらお腹の傷を見ると、小さな傷のみだったので、予定通り開腹せずに腹腔鏡のみで終了できたんだと分かりました。
夜勤帯の看護師さんたち
夜はぼんやりしつつも寝たり起きたりしていました。
夜勤帯の看護師さんがテキパキとバイタル測り、点滴を変え、アイスノンを変えて「何か困ったことはないか」と何度も聞いてくれました。
そんな姿を見て「ナースってやっぱりすごい」「頼もしい」と思いつつも、
「これだけバリバリこなせるんだから、そりゃ気も強くなるわ(私も人のこと全く言えない!)」と思ったりしました。
失礼。でも親しみを込めての感想です。
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