症状が大していないのに検査希望の患者さん…。
今回の新型コロナウイルス感染症だけに限りませんが、「とにかく検査」主義な方って一定数いらっしゃいます。
いまの状況は、慌てて病院に来るよりは37.5度が4日続くかまず自宅で様子を見ることが大切です。
厚生労働省が出している受診の目安もそのようになっています。
とても良識あるツイートを発見しました。
熊谷俊人(千葉県知事) on Twitter
“PCR検査の限界や、どういう時にPCR検査を活用すべきかをエビデンス付きで説明せず、やみくもにPCR検査拡大を叫ぶ自称専門家や政治家を信用しない方が良いですよ。
医療資源全体を見ることができる、もしくは責任を持つ医療関係者や政治家等はPCR検査が万能でないことを説明しています。リトマス紙です”
Tweet主は千葉市長の熊谷さん。
公衆衛生的立場から適切なことをツイートされていて、医療畑の方なのかと経歴をチェックしましたら・・・
早稲田大学政経学部経済学科卒→NTTコミュニケーションズ→千葉市議→千葉市長3期目(初当選は31歳のとき)
ということだそう。なんでも歴史マニアで歴史への見識が深いとのこと。
私が言うのはおこがましいですが…
このウイルスの特徴と、国全体としての医療対策の両方をよく分かっていらっしゃる。
なぜ希望者全員に検査をしないのか
もう少し詳しく掘り下げてある説明では、
聖路加国際病院QIセンター感染管理室マネジャー の坂本先生による解説が良いです。
「なぜ希望者全員に検査をしないのか」、PCR検査の限界についても非常に分かりやすく説明してあります。

新型コロナ、なぜ希望者全員に検査をしないの? 感染管理の専門家に聞きました
新型コロナウイルス、不安でたまらないのに医療機関に行っても検査をしてくれない、という不満の声が聞かれます。なぜ医師は検査をしてくれないのか、そもそもその検査に意味はあるのか、感染対策のプロに一からじっくり尋ねてみました。