2025年8月に行ったケアンズ4泊6日の旅行記。Day6はとうとう帰国日です。
行きと同じくジェットスター航空を予約しており、ケアンズ11:40発→成田は同日18:05着の便です。
じつは帰国の前に一つアクティビティを入れておきました、それは…
小型機で上空からグレートバリアリーフを遊覧
ケアンズの口コミを見ていたら、グレートバリアリーフは上空から眺めるべしという口コミがいくつかありました。
小型機かヘリコプターで遊覧するアクティビティがあり、ケアンズ市内やグリーン島に行った時もこういった機体を多数見ました。
小型機(セスナ)だとケアンズ空港から出発し、そのまま国際線ターミナルに移動が可能、成田行きの便だと11:40発と時間的にゆとりがあるので帰国日当日も対応可能と書いてあったので、申し込みました。
ホテルまで車でお迎え→飛行場へ
朝9時にホテルお迎えとのことで、朝食を食べて最終的なパッキングをしました。
ホテル前で送迎車にピックアップしてもらい(ドライバーは日本人の方でした)、そのままケアンズ空港へ。セスナ機もケアンズ空港を使うそうです。
運行会社の事務所的な小さな建物が空港内にあり、そこで他の参加者と合流し、手荷物やキャリーケースは預け、安全注意のvideoを見たり、お手洗いに行ったりします。

この日の参加者は日本人7名、それ以外6名で、セスナ機2台をJapaneseとそれ以外で分ける形になりました。どちらもパイロットはオーストラリア人で飛行中の解説は英語でした。
いざ遊覧へ、上空からの眺めは美しいの一言
セスナ内では体重バランスを取るため、各自座る位置が指定されます。


いざ離陸です。しかし離陸は国際線と国内線が優先されるので、小型機はそれらの都合でしばしば待たされるのだとか。

離陸後、しばらく外海へと飛行するとグレートバリアリーフとなります。透き通った淡いブルーの海面が現れ、珊瑚礁が見えます。ケアンズ到着後にすぐに行ったグリーン島も見えました。グリーン島は「ケアンズの宝石」とも言われるそうです。

そして人気の「コアラリーフ」です。コアラの頭の形をしています。パイロットからは“Koala Head!!” と見逃さないように案内がありました。小さいため旋回不能だそうで、すぐ通り過ぎてしまいます。

珊瑚礁の海の青さは、薄い水色とも緑色ともなんとも言えない綺麗さ。このような自然の産物が2000kmと日本列島と同じくらいの広さで広がっていて壮大です。

この遊覧は45分程度なのでグレートバリアリーフのごく一部だけ見る形ですが、十分楽しめました。
パイロットさんからは、今日の天候は夏のようで非常にラッキーだったと言われました。日や天候によっては満足できない日もあるとのことでした。
気流も安定していたおかげか、揺れは一切なく、心配していた乗り物酔いもありませんでした。
国際線ターミナルまで
セスナ機での遊覧が終わり、預けた荷物を受け取り、市内に戻る人とそのまま国際線に行く人とに分かれて送迎があります。国際線は、同じ空港敷地内といってもかなり広いので自分たちでターミナルまで行くのは難しく、荷物と一緒に朝と同じ送迎車で送ってもらえます。
これで本当にケアンズ旅行が最後かと思うと寂しいです。

行きと同じく、オンラインチェックインを前日に済ませておきました。ただ帰りの便はスーツケースを預け入れとしたので、チェックインカウンターに並びます。5分くらいで預けることができ、セキュリティチェックも出国審査も問題なく通過。最後のお土産のショップを見て、軽食を買って、トイレを済ませて搭乗です。
帰りの便も、ざっと見たところ空席はないように見えました。
行きとほぼ同じ7時間半でしたが、お昼間の時間帯に飛んでいるということもあり、到着時の疲れは私も娘もほとんど感じずに済みました。そこには日本に戻るという安堵感も影響しているかもしれません。

成田空港到着はほぼ定刻(18:05)通りでした。入国審査や税関、荷物のピックアップもスムーズに完了し、20時前には都内の自宅に到着。夫とともにお留守番していたお犬の熱烈な「お帰りなさい」攻撃にあい、日常に戻りました。
子供(中1)とケアンズ旅行はどうだった?
中学1年生と、ケアンズという組み合わせは年齢的に適切だったと思います。
娘(中学1年生)目線で見ると?
中1は英語も少しなら分かる状態でしたし、観光従事の現地の方も娘の理解に合わせて英語で話をしてくれる優しさ(というか心のゆとり?)を感じたそうです。
また子どもに分かりやすいアトラクション的なものはありませんでしたが、中学1年生なので雄大な自然をゆっくり満喫し、ともすれば単調な繰り返しにも見える景色にも飽きたりすることはなかったそうです。
食べ物も、娘曰く「(小5で行った)シンガポールよりもずっと合う。甘さの設定が適切だし、脂っこくない」とのこと。
娘は総じてケアンズが気に入ったようで、「また行ってみたい、住んでみてもいいと思える」とのことでした。
親目線で見ると?
ケアンズは観光で成り立っている街なので、観光客に優しく安全で、親子2人旅でも問題はありませんでした。現地の冬でしたが、南緯16.8度と赤道に近いこともあり気候は穏やか(16度から30度だった)、日本の初秋のような感覚で過ごしやすかったです。日本と時差がほぼない点も良かったです。
マイナス点を言うと、物価の問題。食べ物の価格が押し並べて高く、円安もあって東京の2倍くらいでした。ただし服や小物などの価格は東京とほぼ変わらない気がしました。現地ツアーの価格も、東京基準よりもお高めで1.2〜1.5倍くらいかなと思いました。
これについては現地の日本人の方が、ケアンズの最低賃金が時給3000円で、時間外労働についても厳しいのでどうしても人件費が重いのですと仰っていました。
そんなわけで費用面で言うとお得な感じは薄いかもしれませんが、今や海外はどこに行っても円安の影響で高く感じてしまうので、しかたないのかもしれません。ちなみに今回の旅行、総額70万円くらいです。ホテルをもっとリーズナブルにすればもっと節約できたかなと思います。
長かった旅行記、次回旅の持ち物や事前準備などをまとめて最終回です。
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▼この日、利用したアクティビティ