少し間が開いてしまいましたが、3月上旬に行われたSAPIXの新6年生「前期」保護者会のメモです。
今回は科目ごとのメモを書いています。
ちなみに総括の部分で印象的だったことをまとめた記事はこちら↓
国語
家庭でやることの優先順位が、平常・土特別に再度確認されました。
<平常授業のA>
1. DC直し
2. 次のDCの範囲(知の冒険、漢字の要、言葉ナビ)
3. 残り全て
<平常授業のB>
あまり家庭ではやらなくていい。その分授業に集中して欲しい。
<土特>
1. 大問1~3の文をすべて読む
2. 授業の直し
3. Weekly step
そのほかの教材について
・「漢字の要その2」↓は、漢字が苦手なお子さんはやってもいいが全員にはお勧めしない。
・過去問は今はやらないで。8月末~9月に講師のOKが出てからにして欲しい。下手にやって解答を覚えたりすると、実力が図りにくくなる。
・渋幕や慶応を受ける場合の「文学史」対策としては「プレミアムカラー国語便覧」(数研出版)がおすすめ↓
算数
算数の分野ごとの注意がありました。
・数に関する問題
難関校ではよく出題される分野。6年生テキストNo.1でも扱ったが、このテキストは6年前期テキストの中で難しさは上位3つに入るくらいなので、めげずにしっかりできるようにする。
・文章題(和と差、割合、速さ)
最終的に入試では絶対に間違えられない分野である。
・図形
平面図形はいろんな問題を見てパターンに慣れていくしかない。立体図形は入試でもとても難しい。サピでは2学期に完成させる。
・規則性
子供の中で苦手ナンバーワン。答えがあっているか確かめる術がない。夏休みに特集がある。周期演算は女子校が好んで出すので注意。
普段の授業については・・・
分からない問題は板書を真似して書くことが大事。きちんとノートに書く。
土特の「分野別補習」は平面図形プリント。これは捨てずにファイリングして、入試まで繰り返しやって欲しい。カリキュラム上平面図形演習が少ないため、それを補う存在である。
理科
平常に関して
・DCの点数を常に気にして欲しい。
点数低い分野は苦手分野なので、早めに手当てを。
・夏休み前までしか各単元復習のチャンスはない。夏期講習からは入試につながる演習になってしまい、基本事項を確認する時間はなくなる。
・科学物理の計算問題は練習が大事。
一度何となく合っていたからといって安心しない。
・板書を写す、まねることが大事
・テキストのクロスワードパズルもやって欲しい。
確認問題はクラスごとに毎回指定された箇所だけでOK、全部はできない。
・ポイントチェックの量も多くなっている。手を動かした方が頭に残るが、時間がなければ赤チェックシートでやってもよい。「量より質」を意識する。
・DSは毎日1つは取り組んで欲しい。1日10~15分、算数基礎トレのように。
・コアプラスは毎回百点が当たり前の内容である。必ずきちんとやってくるように。コアプラの内容は入試でも出る。
土特に関して
・「知識の総完成」は前期(20回分)のみ付いている。後期はない。
ファイリングし、苦手分野はテスト前後に見なおして欲しい。
自分の弱い分野の発見につながる。
社会
普段の勉強の力の割き方は、平常授業を7、土特を2,コアプラが1の配分で。
平常授業について
平常は5月から公民に入るが、中学校受験社会の問題の中では2割くらいしか占めない。
しかしながら難関校では公民分野もハイレベルな争いになるので軽視してよいわけではない。
「日本国憲法」の冊子を配るので常に参照しながら学習して欲しい。用語を正確に覚えてほしい。
土特について
土特のWeekly checkは8割以上とって欲しい。知識の総完成を家できちんとやってくれば簡単なはず。
土特のカリキュラムは年間学習の冊子には載っていないが、
1~7が地理、8~15が歴史、16~19が公民 となる。
過去問について
夏前に勝手にやらないでほしい。社会は基本的に過去3年分でOK。特に地理は古い過去問だとデータが古い。
1校をさかのぼってやるよりも、いろんな中学校の社会の新しい年度の過去問をやったほうが良い。そのために有名中をやることになる。