久しぶりに新型コロナの話題を書きます。
本日5/8から新型コロナ感染症が、第5類の扱いへと変更になりました。
発熱外来の廃止、入院調整の中止、自己負担額の大幅UP
5類に変更になったことで、ウイルスや病気自体は変身しませんが、社会的な扱いだけが変更です。
詳しくはこちら↓
大きな変更点は「①発熱外来の廃止、②入院調整の中止、③自己負担額の大幅UP」の3点だと思います。
私の勤務先では5/8を待たず、4月から発熱外来は廃止となっていました。
理由は、経営面から言うと、国からの補助ももらえないのに、高コストな発熱外来を維持するメリットはないから。
そして医療面から言うと、発熱外来を受診する方も減っていました。
軽い症状ならそのままやり過ごして治癒を待つという方が増えたからだと思います。
しかしいざ症状が重かった場合、どこを受診するか、また必要ならどこに入院できるかは患者本人の判断に委ねられる部分も多いです。
「たらい回し」なんて言葉で危惧する専門家もいますが、もしも流行がまた来たらそういう状態になってもおかしくないなと思います。
影になって見えなかったかもしれませんが、今までは保健所経由で入院調整の統制がよく取れていたと思います。
子どもの発熱が増えている
3月からマスクが自由となったタイミングから、子どもの発熱が増えています。
それは新型コロナに限った話ではなく、インフル、RS、突発、ただの風邪など様々な感染症が、一気に移りやすくなったから。
子どもは適切にマスクができていないこともありますが、それでもマスクの効果は高かったのだと思い知らされます。
このGW中も救急外来は、子どもの急な高熱患者さんがたくさん来られ、コロナ自粛ムードだった1年前とはかなり状況変化しています。
このまま重症化するような新型コロナの変異株が出てこないことを祈りたいですし、後遺症で苦しむ方が減ればいいなと思います↓
誰が重い後遺症が残る可能性が高いとか、今のところ事前予測は困難で、後遺症の特効薬がないのも残念ながら変わらずです。