このところ都内の感染者数が100人未満の日が続いているためか、GW明けは通勤時間帯に電車に乗っている人の数が多いです。
都内はまだまだ自粛を解除するような段階ではないので、引き続き気を引き締めていって欲しいです。
昨日怒りに震えた加藤厚労大臣のひとこと
昨日は加藤厚生労働大臣の「誤解」の一言に怒りを覚えました↓。
実際に現場で働いている医療従事者や保健所スタッフの努力を馬鹿にし、責任転嫁した発言だと思います。
こちらだって保健所検査に回してあげたいのに、国が言っていた「37.5℃以上、4日間以上」という基準で患者に説明しお断りするという、大変心苦しい仕事の矢面に立たされていました。
それをいきなり「そんな基準は厚労省は意図していない、受け手側の誤解であって、疑い症例を検査しなかった医療者が悪い」というニュアンスで後ろから撃つような真似をするなんて。
では医者が必要だと判断した症例を現在円滑に検査に回せるかというと、未だに保健所は断ってきていますよ。
もう5月なのに保健所検査に回せないことは政治的な問題だと思う
PCR検査の数を増やせば病気の流行をコントロールできるわけではないので、やたらめったらやる必要はないと考えますし、まずは接触自粛しピークをなだらかにすることが第一だと考えます。
が未だに病院から疑い症例だから検査したいとお願いしても、保健所からお断りされるケースが多いのには呆れます。
公表されていないけれど1つの保健所が1日に受け取れる数には上限があるようで、それを超えると明日以降…となってしまっているようです。
実際採取済み○個検体を出したいけれど、△個までしか受け取れないので、残りは病院で保管してくださいと言われたことも。
(もちろんこういう状況は自治体によって差があるはずで一概には言えませんが。)
保健所は有事に対応できるようなスタッフ数がないことも理解できますが、もう日本での流行が始まってから4か月目です。
緊急時システムが構築されても良いように思いますが、残念ながらそうではない様子です。
韓国や台湾のような、ITを駆使した統制システムを導入せず、書類、印鑑、手入力に固執した結果だと思います。
学校などの公的教育行政もそうですが、保健行政も、これを機に迅速にスリムで機動力のあるシステムを構築し直すべきです。