【COVID-19】沖縄県で再流行、医療ひっ迫

仕事のこと

新型コロナの話題、すっかりニュースでも少なくなっていますが、沖縄県が大変な様子です。

沖縄県で患者数が前週よりも1.5倍増加

定点観測されている数の統計によると、沖縄県では新型コロナの患者さんが前週よりも1.5倍。

搬送困難なケースも出てきているとのこと↓

沖縄県で医師をしている、大学時代の友人のFBをときおり見ているのですが、現場の悲痛な声が生生しいです。

5類でどの医療機関でも診れるとなったけれど結局大病院に患者が集中。

院内でもスタッフの感染による欠勤が多く、働き手不足。

重症者数は少なくても、高齢者が感染することで自宅や施設では看れない状態となり、結局は病院で管理せざるを得ない。

そんな高齢者がどんどん増えてしまって、病床逼迫につながっているそうです。

この件、倉原先生もYahooに寄稿されています↓

夏の観光シーズン前に収まって欲しいですが、なかなか難しいかもしれません。

人は信じたいことしか信じない

こういう沖縄で病床逼迫とかいうニュースを聞いても「もうコロナは終わったことなのに何を言っているんだ?」という方が一定数いらっしゃいます。

そういう方「今でも院内ではマスク装着をお願いしています。厚生労働省も医療機関でのマスクを引き続き推奨しています」と言っても全く聞き入れない。

そういう押し問答が大小色んな医療機関で繰り広げられるようになったのが、この2023春~夏と言ったところでしょうか。

新型コロナの問題が始まってから3年が経ちますが、人の心の隙にも入った騒動だったなと思います。

人の感情というのは、科学的事実よりも重視されることが往々にしてある。

科学や事実よりも、気持ちの方を優先させ、盲目的になる。

こういうことは、私の場合癌の患者さんで多数見せられていました。

科学に裏付けられた標準的治療を拒否し、甘い言葉で勧誘する高額民間療法を信じ結局ミゼラブルな最期を迎える方とか・・・。

一方でこれをチャンスとばかりに、かなり良くない方法で儲けた医師も多数いたことも事実です。

前述のたとえで言うと、効果はないけれど癌の高額民間療法で財を成している医師と同じ。

そのために医療不信に陥った方も多数いらっしゃる。

医療者 vs 市民 の対立構図ができていくのは、本当に残念なことです。


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