東京都の新型コロナ感染者数がまた増加に転じてしまっています。
7日間平均感染者数が連続増加中
最近は「7日間平均」で比べるということがマスコミでも一般的に出てきて、助かります。
1日だけの値で「昨日より多い」「少ない」で論じられても、曜日間格差は大きいです。
また報告や集計のばらつきで1日の数は簡単に10%前後上下し、いわゆる「外れ値」が出てしまうんです。
そんなわけでより感染者数の傾向が分かりやすい7日間平均ですが、東京都では残念ながら増加に転じています。
人出は確実に増えている
毎日病院まで電車通勤していますので、人出の変化を如実に感じます。
23区内某ターミナル駅~ターミナル駅間を使っていますが、3/1の1都3県以外の緊急事態宣言が解除されたタイミングで電車通勤の人出が(体感的に)10%くらい増えたと感じました。
さらに3/7の本来の緊急事態宣言の期限(結局延長されましたが)を過ぎてさらに10%くらい通勤電車の人出は増加。
以降は日を追うごとに人がじりじりと増えているように感じます。
土日も暖かくなったためか、自宅周辺も人出が多いです。
「自粛疲れ」や「気の緩み」
もうみんな自粛疲れなのでしょうね。
そして「出歩いても意外と大丈夫なんじゃない?だって実際罹らなかったし。」という気持ちが緩んでいる人も一定数いそうです。
ずっと緊急事態宣言というわけにはいかないと思いますが、どのタイミングでいったん解除するかはとても難しい。
本当なら数が減ってきたところで一気にワクチン接種を政府としては進めたかったはず。
ワクチン入荷も遅れ、3月現在も他の先進国と比べ接種率が大幅に低い状況であること、感染者数も思ったほど減っていないことからなかなか苦しい状況です。
病院や介護施設でのクラスターは、以前のような大ニュースにはなっていないけれど相変わらず続いています。
ニュースにならなくなったり、過剰反応が起きないことが、今の時点で良いことなのか?なんとも言えないけれど、確実に「慣れ」や「麻痺」はありそうです。