高齢者のワクチン接種、まだ色々と混乱しているようですね。
私の勤務先は接種会場にはならず
私の勤務先病院は結局高齢者接種の医療機関にはなりませんでした。
当初は高齢者接種をやる、という話だったのですが。
そこら辺の経緯は良く分からないのですが、同じ区内でみるとコロナ入院を受け入れている病院は軒並み接種会場からは外れています。
逆に接種会場となった医療機関は、コロナ入院は受け入れてないところなので、こういう形で分担することになったのだと思います。
予約方法、できるだけ負担を少なくしている自治体
今回の新型コロナワクチンの接種は今のところ2回接種が基本です。
(ファイザー社製だと1回目接種して18日以降で2回目、20日を過ぎたらできるだけ速やかに2回目と謳われています。)
なので2回接種の日時を決めなければならないのですが、これも自治体によって機動性に差があります。
私の知っている範囲で言うと、
①(勤務地のA区)1回目の接種予約は電話orネット → 接種を終えたら → また2回目の接種も電話orネットで取る形です。
②(居住地のB区)1回目の接種予約は電話orネット → 接種を終えたらその会場で2回目の接種の予約をとって帰る形です。
③(私の田舎のC市)1回目の2回目の接種が日時がセットになっており、1回目の予約を電話orネットですれば自動的に2回目が決まります。
どうしても2回目の都合が悪ければ個別連絡でリスケになるそうです。
(ちなみにうちの病院の医療従事者接種もこのパターンで2回の日時があらかじめセットでした。)
①の方式は必ず2回電話orネット予約が必要となり、電話予約が主である高齢者の負担が大きく、回線がつながらないという事態を引き続き起こすと思います。
その点②③方式であれば、電話orネットは最初の1回のみですみますので、人の負担も回線の負担も軽いです。
今後、高齢者以外の接種が進むときは、是非②③方式の自治体が増えて欲しいです。
先進国の中でもワクチン接種が遅れてしまっている日本
ワクチンが届いても、その予約方法や接種方法でもたついているのは本当に残念です。
OECDの中でも日本の接種率が最下位だそうです。
今まで行政も非効率なシステムで運用することに慣れていて、より使いやすく機動性を上げてこなかったツケを払っているのだと思います。
そして高齢者接種も横並びで予約スタートで大混乱ではなく、年齢などで人数を区切って段階的に行えば、ここまで回線がパニックになることもなかったのに、と思います。
でも国民性として「横並び」って尊重すべきプライオリティに入っていた、ということなのですね。