昨夜舞い込んだ、米製薬会社ファイザーの作成したCOVID-19のワクチンが、このまま治験で問題なければ11月末に認可され、販売されそうだというニュース↓
各国、各社が英知を集め急ピッチで進められたワクチン開発ですから、期待が高まりますね。
ワクチンと言っても、得られる免疫(効果)はさまざま
実はワクチンと一言で言っても効果はまちまちです。
ワクチンさえ打てば一生涯免疫が獲得できるものもあれば(終生免疫)、
それとも数十年から数年程度有効なもの、
はたまたインフルエンザのように変異が多くて打ってもかかることがあり、また毎年のように打たねばならないもの。
COVID19ワクチンで得られる免疫がどの程度か心配
COVID-19というウイルスの変異頻度について分かっていないことも多いです。
またCOVID-19に2回罹った症例も何例も報告されています。
(これはPCR検査の感度の問題もあって、一度陰性と判断されたのが偽陰性だっただけでは?という疑いが払拭できませんが。)
普通、インフルエンザでも麻疹でもそうですが、実際にその病気に罹ってしまった方がワクチンよるも強い免疫が獲得できます。
(ワクチンはあくまでも弱毒化したものなため。)
ということから考えると、1回のCOVID-19ワクチン接種で終生免疫や数年以上有効な免疫を獲得するのは難しいのかも・・・
とついつい悪いケースのほうを想定してしまいます。
もちろんワクチンによって数十年有効な免疫が付くのが一番いいですし、そうであったて欲しい、と思っていますけど。
市場の大歓迎ムードが、落胆で終わって欲しくないな
市場はこのファイザーのニュースに沸いて、株価も上がっています。
まだ試験の段階で結果が良かったというだけで、実際の効果がされたわけではない。
(薬の分野では治験では有効とされたものが、認可されて広く販売使用されるようになったら効果が乏しいとか、重大な副作用が見つかるということはままあります。)
この楽観的な市場の反応は短絡的すぎるのではないかと、心配してしまいます。
が、やっぱり久々の希望が持てるニュース。
待ち望んでいるという世界中の気持ちは一緒ですね。