今週の都内、残暑が厳しいですね。
そんななか、渋谷での予約不要のワクチン接種に、若者が殺到したというニュース。
打ちたくても予約が取れない
渋谷の接種会場、深夜から並んでいたそうですね。
同僚に聞くと、お子さん(10代〜20代)に新型コロナワクチンを打たせたいけど、若年者OKのところが非常に少ないと以前から聞いていました。
特に18歳以上は可、というところはまだあるにしても、12歳〜17歳は本当に場所自体が少ないと。
なんとか2学期前に打ち終わらせたい、とあちこち当たっていました。
当院も職員の子供だからと言って優先するような枠も当然ない状態なのです。
報道と実態は違う
「若い層はワクチンを打ちたがっていない」なんて報道が盛んにされていましたが、いやいやそんなことはない。
事実、当院にコロナ陽性で入院となったり、治療の甲斐なくお亡くなりになった20代〜40代は「打ちたかったけど1回も打てなかった」「1回しか完了できなかった」人です。
今回の渋谷の接種会場に若者多数押し寄せたのも、やっぱりという感想です。
都の見込みが甘かった、というか、根拠の乏しい「若者のワクチン回避」というマスコミ報道を信じ込んでしまったのでしょうね。
私の勤務先が関与している住民接種も、職域接種も、希望しても予約が取れない、という苦情をよく聞きます。
実際ワクチンの数は、当初の予想よりも絞られた量しか配布されてない。
余っているところはあるはずなのだから、もっとうまく供給できないものかな…ともどかしい思いです。
中年や若者に感染が多いと言うけれど
中年〜若年層のコロナ患者が多い、とか、自粛できていない、とかいう論調もありますが、
この層は生活のため、仕事のため日々外に出ざるを得ない状態です。
高齢者のように家にいても収入(年金)は貰え続ける人たちとは違う。
それなのにワクチンも後回し、若い人は動き回ってる、とか非難され続けるのは、ひどいなという言葉しかありません。