【震災10年】TV「津波避難何が生死を分けたか」に親子で考えさせられる

世の中のこと

あと数日で東日本大震災から10年です。

お亡くなりになった方々に哀悼の意を表すとともに、今現在も不便な生活を強いされている方々をお見舞い申し上げます。

NHKで震災特集番組が多数組まれています

今年は節目の10年ということもあって、NHKで多数の震災関連の番組が連日放送されています。

↓震災関連の番組一覧はこちら

小2ともにNHKスペシャル「津波避難」をみる

先日3/6(土)の21:00~はNHKスペシャル「津波避難 何が生死を分けたか」を放映していました。

録画し翌日、小2の花子さんと一緒に見ました。

花子は生まれる前に東日本大震災が起きているので、話には聞いたことはあるけど震災の当時の被害状況について詳しくは理解していません。

しかし今や小2。番組で映し出される当時の津波の状況を食い入るように見ていました。

そして被害が大きかった東北沿岸の位置、地形をリビングに貼っている立体地図↓で確かめながら見ました。

自分の頭で考える大切さ

運よく高台に早めに避難して助かった方たちの行動様式、そしてどうして「避難」の警報が出る前に動いたのか、について番組では堀り下げられていました。

ある漁師の方は「ラジオで高波6メートルが沖で発生している、と聞いた。これは沿岸の家にとどまっていては呑まれる、と思った。だから家族にも近所の人にも『すぐ高台に逃げるように!』言った」と。

そしてある小学校の校長先生は「学校は安全となっているけれど、津波が来る可能性を考えると低地にある学校は決して安全ではないと思った。だから普段から裏の山へ避難する訓練はしていたから、今回も裏山へ行くことにした。『早よ上がれ、早よ上がれ』と。

どちらも誰かの指示を待っていたわけでなく、限られた情報から漁師さん、校長先生が率先して呼びかけ行動に移したわけです。

前者の漁師さんの住んでいるエリアでは、早めに避難して無事だった世帯と、家にとどまり津波被害でお亡くなりになった世帯がまさに入り乱れている状態だったそうです。

そして後者の小学校の話ですが、「学校は安全、学校は避難場所に指定されているからここにとどまるべき」としてより高台へ行かなかった学校で、多くの児童がなくなってしまう悲劇があったことも、みなさんの記憶に残っているのではないでしょうか。

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上からの支持を待たず、固定観念に捉われず、自分の頭で判断する、ということがこういう非常事態の時とても大事だなと身をつまされました。

正常バイアスに捉われない

番組でも指摘がありましたが、変化や異常があっても人は「大丈夫」と思いこみがちで、いざ「逃げる」という行動をなかなか取れない。

特に大きめの地震が多く慣れがあったからこそ、正常バイアスがかかりやすかった。

そんななか「避難しよう!」と言える判断力や勇気を持つことって大切ですね。

そして常に自分の判断は「正常バイアスではないか?」と疑うことも必要です。

とても良い番組だったので、毎年のように放送して、毎年忘れないよう啓蒙してほしいです。

再放送があります!

この「津波避難 何が生死を分けたか」は 3/10(水)午前0時30分〜(火曜深夜) NHK総合で再放送されます。

ご興味ある方、ぜひご覧になってください。そしてお子さんにも是非見せて欲しいです。


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