【都心】教育熱心で経済力もあるが故の弊害

子育てをめぐるあれこれ

少し前に読んだ、千代田区立麹町中学校の元校長 工藤勇一さんのこちらの記事↓が印象的だったのでご紹介します。

工藤さんといえば、麹町中で公立中学校での「当たり前」をなくして大改革されたことで有名です。

宿題廃止、定期テスト廃止、固定担任制廃止など思い切ったことをなされています。

現在は麹町中は定年退職され、私立の横浜創英中学校・高等学校の校長をなさっているそうです。

麹町という、経済力、教育力に恵まれている土地であるが故の弊害

すごくドキッとしたくだりがありました。引用します。

世間では「麹町という、教育熱心で、経済的にも極めて恵まれた環境の子どもたちだからうまくいった」といわれることが多いのですが、実は真逆なのです。

「麹町中でうまくいったのだから、どんなところでもうまくいく」という表現のほうが正しい。

麹町中に入学する生徒の約8割は、教育熱心な家庭に育ち、幼いころからありとあらゆる習い事をさせられたり、幼稚園、小学校、中学校と“お受験”競争にどっぷり浸けられた挙句うまくいかなかったり、学校に馴染めず、お荷物扱いされて不登校になったりと、さまざまな傷を負い、劣等感でいっぱいです。

私も東京で働くようになって、東京の教育熱というものに驚くことが多くて。

そして実際に親や周りの期待が高すぎて、歪んだ劣等感や優越感を持ったまま医者になった同僚も一定数います。

地方にもそういう方は少しはいましたけど、東京育ちの方の方が重症だな、と感じる場面が多くて。

しかも千代田区、麹町、だなんて、尚更闇が深そうで、工藤先生の言葉に妙に納得してしまったのでした。

そういえば中学受験をテレビ局に密着されていた、ジャガー横田さんと医師の木下さんご夫婦の息子さんも、結局受験では思う結果が得れず、麹町中へ越境入学されていましたね。

子供が主体性をもつための3つの言葉

ちなみに記事では、プライドを傷つけられやる気を失った子どもが、主体的に動けるようになる為、周囲の大人がかけるべき3つの言葉が紹介されています。

詳しい説明は記事参照で割愛しますが、

「どうした?」

「この後、どうしたい?」

「僕は(私は)なにをしたらいい?」

の3つの言葉だそうです。

家庭の中でも生かせる声かけの仕方だと思いました。


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