熊本を中心とした九州の豪雨、まだ収まる様子ではなくとても心配です。
お亡くなりになった方々にお悔やみ申し上げるとともに、被害に遭われた方々をお見舞い申し上げます。
今年はコロナに続いて水害と災難続きで、気が重くなりますね。
特にここ数年は各地で大規模な水害が発生しており、一体どうしてこのような気候になってしまったんだろうという気持です。
もう一つ心配なCOVID-19
COVID-19ですが、相変わらず患者数が増えています。
東京では連日100人越え。
人の移動や「夜の街」を制限していないから当然増えるべくして増えているように感じます。
もちろん積極的に検査をするようになったので、陽性者は重症者のみではないのは確かですが、このまま増え続ければ重症者の絶対数も増えるわけで。
また病床が逼迫する事態が起こるのが見えてきそうです。
再び院内集団感染の危険性が上がりそうです
個人的に心に響いたのは、大規模な院内感染が発生してしまった台東区の永寿総合病院の院長が7月1日に行った記者会見でした。
病院なのに院内感染を防げなかった!と非難する人も一定数いるようですが、複数の医療従事者や患者が交錯する中で、対策を完璧にするのはとても難しいのです。
またPCR検査結果だって偽陰性というものが絶えず付きまとうため、検査をすれば解決でもない。
多分この辺りの感覚は、医療従事者や分子生物系の仕事をされている方、学生時代にラボでDNAやRNAを扱っていた方には分かると思うのです。
完璧にしているつもりでも目に見えず混入するのです。
それに対して、防御着を揃えたり動線を確保するというシステム面での改善は当然図るべきです。
が、例えば防御着を脱ぐときに感染は起きやすく、それに対しては個人の注意力しか武器がない。
そういったふうに最終的には個人の注意力になるから、大変脆弱で不安定なのです。
都内某私立医大では、待遇への不満から看護師400名が集団退職とのこと。
前線で奮闘している医療従事者を「人」としてではなく、ただの「労働力」として非難に晒し使い捨てる状況では、当然そうなるよね…という感想しかありません。