明日で東日本大震災から10年です。
あれから10年と思うと早いような気もしますが、被害にあわれた方にとっては長く重い10年だったと思います。
お見舞い申し上げます。
10年前のあの日何をしていた?
10年前は都内の某病院で働いていて、結婚はしていたけど子供はいない状態でした。
いつになく激しく長い揺れで、東京23区内でも震度5でした。
揺れが収まった後、子どもが小さい同僚はすぐに園や学童にお迎えに行かねば!と血相を変えて早退。
我々は業務を引き続き行っていましたが、電車が止まっている、しばらくは動かないようだ、という情報が舞い込んできました。
院内は家具の転倒などはありませんでしたが、ガラスが割れたところがあったそうです。
エレベーターも止まってしまいました。
そして東北でかなりの被害が出ている、津波被害も甚大なものだと報道で知り、「噓でしょう・夢であってほしい」という気持ち。
結局私もその日は、病院に泊まりました。
翌日以降院内では、東北に医療団を派遣すること、逆に東北で医療が継続できない人を受け入れよう、などのプランが持ち上がりました。
実際有志の何名かは派遣されましたが、東日本大震災では溺死の方が多く、圧死が多かった阪神淡路大震災ほど災害救急隊が活躍できる場面は少なかったそうです。
むごいことでした。
10年後の今は?
今は小学生の子供がいる状態で、10年前とは別の都内の病院で働いています。
娘の通う小学校とお世話になている学童は、自宅から1km未満。
夫の仕事場は、自宅から3km。
なのでもし10年前と同じことが起きたら(同時刻、同規模、同震源地なんて実際ありえないですが)、夫はすぐに徒歩で子供を迎えに行き、二人で1時間以内には帰宅できると思います。
私は、その時の仕事の状況次第で帰宅できるかはなんとも言えませんが、自宅と病院が6km離れているので、二人には遅れて帰宅となるでしょう。
しかし関東大震災のような東京のすぐそばが震源となる大きな地震があった場合は、頭の中でのシュミレーションさえ十分に想像できません。
とにかく職住と学校は近接で
今は在宅ワークの可能な方も多いので一概にはこだわらなくてもいいのかもしれませんが、
我が家はとにかく、自宅と子供の学校(園)、親の職場はできるだけ近接するように選んでいます。
そうすることで子供が一人になる時間が少ないので、地震面でも防犯面でもより安全だと感じています。
そして自宅は、引っ越しのタイミングで、高台・低層階を選びました。
それが地震だけでなく、近年多くなっている豪雨被害でもより安全だから。
「喉元過ぎたら熱さ忘れる」にはならないよう、過去の経験や教訓は生かしていきたいです。