最近家の購入をどうするかで揺れている我が家(厳密にいうと私だけ)。
住宅と費用に関する本を読み進めています。
今まで十分に考えてなかった…というのは自分の責任でもあるのですが、
と同時に置かれた環境によるものもあると思うのです。
私、田舎育ちで、家業も順調だったので住宅についても教育費についても、不自由しなくて済む金額をかけてもらって育っています。
それを当然のように思っていましたが、娘に同じことができるかというと自信がありません。
一社会人としてのマネープランについて
最近上司のお子さんが新卒で外資大手の会社に就職されたのですが、
新人研修時に、ファイナンシャルプランナーさんが講師として来られ個人のマネープランに関する講習があったそう。
結婚、住宅取得、子供の誕生、教育費、老後、あげくに離婚までも織り込んだモデルケースでの講習で、
どうお金を貯め、使うかについての内容。
そんなことまで研修として教えてくれ、考えさせてくれる会社があるんだ、と医局で一同ビックリしました。
医者の世界はまずそんなのないです。
医局の先輩のケース、自分の親や親戚のケースから学ぶくらいしかないです。
どうせなら私も大学卒業したての若い時にそんなことを教えてもらいたかった。
それはさておき、今回読んだこちらの本
親世代と同じようにすれば大丈夫という考えを捨てるように説いてあります。
右肩上がりの給与が望め、雇用も安定、金利も高かった良い時代の日本だった親世代。
家庭のお金のやりくりも今ほどは厳しくなかった。
今は先が見えない雇用、給料で、世界における日本の競争力も弱くなり、少子高齢化でますます国力が弱くなっている時代です。
だから親世代と同じ感覚で、住宅費、教育費を使っていると老後に全てのツケがくるという警鐘が鳴らしてありました。
そんなわけでタイトルの「住宅ローンは55歳までに返しなさい」につながるわけです。
特に今は高齢出産も多いので、子供が大学生になって一番お金がかかる時期に既に定年退職しているケースも多いと思います。
定年後の再雇用は給与水準が低くなる、そして健康不安もある。
そのため退職金と再雇用で足りないお金をどうにかしようとは期待しすぎないことが大切だなと思いました。
家庭における二大支出は住宅と教育
家庭の二大出費は住宅費と教育費である、というところも胸に刺さりました。
どちらも数千万円が一気に飛んでしまうものです。
どちらもバランスよく金額を当てないと後々困ると肝に銘じさせられました。