【実家問題】老父が相続を「受け取る側」になっていた

実家問題

現在田舎で老人ホーム入所中の老父。80代後半。

なんとそんな高齢父が、遺産相続を「受け取る側」になる事案発生していました。

子なしの実妹(私たちにとって叔母)が亡くなっていた

父は5人兄弟で、①長男(存命、90代前半) ②次男(存命、父本人) ③長女(今回死去) ④次女(存命、80代半ば) ⑤三女(若くして病死)。

今回亡くなったのは、③の父のすぐ下の妹で、私たちにとっては叔母にあたります。

この叔母と私たちは疎遠で30年くらいお会いしていません。子無しで、数年前に配偶者が亡くなり一人暮らしと父経由で聞いていました。そのためこの方の遺産が兄妹(私の父含む)に回ってきたということです。

④の父妹(次女、80代半ば)さんが最期の面倒をある程度みていて、亡くなったことを②兄(うちの父)に伝えようにも、ずっと留守、電話も通じず、困っていたようです。

私の兄1(父にとっての長男)に「父がどこにいるのか」と電話連絡が来たのでした。

元気な老人パワーがすごいというか、怖いというか

父方の親戚とのお付き合いは昔から少ないのです。父は実の父(私達にとっての祖父)と確執があったようでブロックしていたという感じ。そのため驚いた点が幾つもありました。

・まず連絡をくれた父の妹が元気すぎる。

80代半ばです。東京(子供一家と一緒に住んでいる)←→田舎(一応1人暮らしの自宅がある)を頻繁に往来しており、いつも1人行動。直線距離でも片道800km以上離れてるのに。

・協議書を作成した父の兄も元気すぎる。

今回の遺産相続の一連は、行政書士である父の兄(90代前半)が指揮していました。大学進学で東京に出て、以降はずっと関東に住んでいます。名前と場所でネット検索すると今も事務所を構え、社会福祉に関する公的活動も継続されている模様。

父の兄が作成した協議書を見せていただきました。フォーマットがあるにしても、そして長年この道のプロだったとしても、90代の父の兄がPCでこれを作ったのはすごい。

・この相続、90~80代の兄妹間のみで完結するつもりだった

最初に私の兄に、父の居場所を問う電話があったとき、「妹が亡くなったから相続が発生した」などは一切言っていませんでした。ただ「家もずっと留守だし、どこいるの?」と聞かれたのみ。どうやら我々子供世代には伝えず、90~80代の兄妹間だけで完結させるつもりだったようです。法的に問題ないにしても、若い世代にも事前相談が欲しかった。

現在生き残っている父の兄妹がとても元気で、頭脳の方もしっかりしているから自分たちだけで無問題と思ったのでしょう。そのためホーム入所中のうちの父と面会してみて、実印や印鑑登録証を父本人がとても管理できないレベルで、父の子(つまり私たち)に話して依頼せざるを得なかったのは誤算だったようです。

不動産は、うちの父は相続せずに済むようです

相続内容で一番心配だったのは亡くなった叔母が持っていた、田舎の土地・建物。

しかし、父の妹(次女)がそれらを全て相続することで、兄妹間の同意が得られ、相続協議書も作成したそうです。

父の妹のお子さん(私たちにとっては「いとこ」、ただ疎遠でお付き合いはないです)、皆さん東京住まいなのですが、土地相続することを了解していると。

父は、少額ですが現金を相続することで同意したそうです。
ここで初めて聞いたのは、父は亡くなった妹にお金を貸していたそうで、その返済金としてだそう。全く初耳でどういう事情なのかも分かりません。

とりあえず、これ以上父名義の田舎の不動産が増えないことに安心しました。

親の晩年、本当に色々ありますね。

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