娘の学校が早々と夏休みに入った7月。田舎で老人ホーム入所中の父に会いに行きました。
そして現地で手続きを色々してきました。
さらに衰えてしまっていた父
4か月前に父に会っていますが、悲しいことに今回も父の見た目はさらに衰えていました。
いえ、そうはいっても年相応といえばそうなのです。ただ自分の親は元気なころのイメージが強いものなのです。
父は自力歩行が何とかできる状態、オムツを装着していました。
そして一番ショックだったのは、最初の10分間程度、私のことが誰だか父には分からなかったこと。
今回同行した2番目の兄のことは最初から誰か分かっていました。
私のことだけでなく記憶も曖昧で、言っていることも二転三転し、意味が良く理解しがたい部分もありました。
認知症も進行していそうです。
本人が行かねばならないところに連れていく
本人の同行が必須の箇所に、父を車で連れて行きました。
兄が支えとなって車のシートに何とか座らせても、もやはシートベルトもうまく自分で締めることはできません。
そして歩行がままならないので駐車場~建物内への移動も大変。車いすがお借りできるところでは使わせてもらいました。
今回兄という男手があったから良かったです。
実際に市役所内や銀行内に入って座らせると、もう父は疲れてしまっていました。目を閉じただ休んでいるだけ。
署名して欲しい箇所を示すと、名前を書いてくれました。
そんなわけで、今回の訪問で予定していた手続きは全て完了することができました。
不動産屋さんには、私と兄だけで面談
父本人の同行が必須の手続きが終わったら、父をホームまで車で送り届けました。
そのあとは、私と兄だけで不動産屋さんと面会でした。
自宅処分の方向性と、他の不動産の始末の仕方などについてです。
それらの土地を購入したころの父は、今の私よりも若く30代くらい。時代の流れもあって事業も軌道に乗っていたのでしょう。
子供に残せる資産だと思って希望を持って購入したはずです。
過疎化に伴ってそれらの不動産が二束三文で子を煩わすなんて予想すらしていなかったはずです。
短い日数の滞在でしたが、父の終活の寂寥感を突き付けられ、どっと疲れてしまいました。