休みがち?不登校?退学?
娘の通っている私立中高一貫校、中1の夏休み明けで欠席しがちなお子さんが複数名おられるようです。
中1という学年全体でみると退学者がすで複数という噂も聞きました。(退学に関してはあくまで「噂」で、担任の先生もそんなデリケートことを他生徒や保護者に漏らすことはないと思うので信ぴょう性は不明です。)
職場で他の難関と言われる私立中高一貫校に通わせている方に聞くと「うちの子のクラスにも中1の1学期に退学したお子さんいたよ」とか。
「うちの子(すでに成人)がまさに6年間欠席しがちな子だった。毎回テストだけは受けて、他は何とか出席日数を最低限クリアして卒業した」とか。
決して珍しいことではないみたいです。
入学後思ったのと違うということは多々ある
親の眼から見ると、実際に娘校に通わせてみて「思ったのと違う(良くない意味で)」という点はあります。クラスメイトのママとお茶しても「思ったのと違う」という話は出てくるので、大なり小なりみなさん味わう思いなのかもしれません。
もちろん100%理想的で、親にとって都合のいい学校なんて世の中には存在しない。
うちの娘本人は、幸いなことに入学以降マイナスに感じる点はほとんどないようで、学校愛が深まっているそうです。
だからこそマイナスだと私が感じていることを娘に吹き込んではいけないと思い、口に出さないようにしています。
一方で、お子さん本人も入学後に「思ったのと違う」となっているパターンもお聞きしました。そうなると少し状況が複雑になってしまいます。
これが、私のようにただ単に学区の公立中に入っただけなら、最初から何も期待はしていませんから嫌な事があっても「公立だし仕方ないか」で済むと思うんですよね。
試練が大きいとその先がHappyであると期待し、Gapに苦しむ
都内で上位校を目指す中学受験は、楽々だったというご家庭はごくごく一握りだと思います。
塾に行くためにスポーツの時間や他の習い事を諦めたり、友達と遊ぶ機会も制限したり。嫌いな科目に向き合ったり。頻繁なクラス替えテスト、小テスト、模試といったストレスにさらされたり。
保護者や他の家族もそれを守るために、程度制限のある暮らしをしたわけです。
その我慢ができたのは、「希望する中学に入りさえすれば、きっとよい未来がある」と信じていたから。我慢が大きいほど、その先への期待が膨らんでしまい、過剰な期待となってしまう。
だからこそ、実際に志望校に入学して新生活が始まると、膨らんでしまった期待とは違うことに失望してしまうのかなと。
そして「合格を頂いていた別の学校に進学したら、こんな思いはしなくて済んだのかも」と『たら・れば』も考え始めたり。
おそらくあまり小6受験生に我慢しすぎずに、直感で「この学校がいい」と思ったところに、あまり調べたり比較検討せずに「スルッ」と入ったほうが幸せなのかも。
娘本人はまさに、小6のときギリギリまで事の重大さを直視せず、本人目線の比較検討も大してせずに志望校を決めていたので、入学後に期待とのギャップに苦しまずに済んでいるような気がします。
小学生の早い段階から本人に受験や色々な学校を意識させすぎたり、他校の魅力を知りすぎたりすると、もしかしたらその落差が分かって逆効果なのかもしれません。
そして今の東京の中学受験は過熱しすぎ&難しなりすぎているので、それも中学校入学後に悪影響を及ぼしているのではないかと、その功罪を感じてしまいます。
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★受験コンサルで有名な長谷川先生が、中高6年間について書かれた本
中学受験についての親向け本が多い長谷川先生ですが、その後の中高6年間の過ごし方についても本を書かれています。
長谷川先生のBlogよりはマイルドな感じになっていますが、本だとまとまった形で読めるので分かりやすいです↓