【保育】園バスの悲しい事故、綺麗事じゃなく

子育てをめぐるあれこれ

またもや起きてしまいましたね。

園バスでの降ろし忘れ

未就学児を乗せた園バスで、子どもを降ろし忘れて熱中症で死亡させてしまうという痛ましい事件。

バス内を最後に点検しないのか?

欠席連絡なくお休みしている子どもがいたら確認をとらないのか?

2重のヒューマンエラーエラーもあったようです。

人手も常に足りていない現場だったようなので、いつもこれら2つの確認ができていたわけではないのでしょう。

今回関わったスタッフ個人の非よりも、このような状況に慢性的におちいっている保育の現場というシステム自体の問題でもあります。

綺麗事じゃなく園選び

園選び、何を重視しますか?

娘の時は、数年先に都内で保育園に我が子を通わせていた実兄のホンネを参考にしました。

兄家は、保育園になかなか入れなかった時代で、無認可→認証→認可と移っています。

兄は「スタッフ数が多いことが全ての善」だと断言していました。

つまり保育士さんと補助の方が多数いて、用務のおじさんもいて、多くの方が区の正規職員から成り立っているところがよい。

通わせると差が歴然とあって、もう元の認証園には戻りたくないと。

我が家もいくつか転園し、最終的には昔ながらの区立認可園に預けましたが、兄の感想に同意でした。

スタッフ数の多さが全然違う

娘が通った昔ながらの区立認可園では、担任の先生は区の公務員です。

パートの方は補助にしか入りません。

公務員先生たちのシフトにゆとりがあり、前日遅番だった先生が翌朝早番っていうことは、絶対ありませんでした。

(認証から認可園になった私立園では普通にそういうシフトがあって、大丈夫なのかと心配でした。)

そして正規職員がなかなか辞めず、勤続している40から50代の保育士もいる。

(病院もそうです。看護師さん達の勤続年数が長いところは人を大切にして環境が整っています。逆にのところはマトモな看護師ほど早くに辞めます。)

建物がキレイとか、時間内に有料習い事プログラムがあるとか、そういう分かりやすいアピールポイントじゃない。

大切なのは、正規スタッフの多さ、勤続年数の長いスタッフの数なのだと思いました。

とにかく安全が第一

預かってもらっている上で一番大切なのは安全です。

保育士の待遇を良くしたり、園への予算が十分につかないと、安全と言えるようなスタッフ数を確保できません。

少ない人数で保育する場合、一個人の頑張りや工夫で対応できることには限度があります。

今の日本では老人には医療でも介護でもどんどん税金を使うのに、子どもの保育や教育には回さない。

(後期高齢者にも何十万円もの抗癌剤が適応でじゃんじゃん使われてますよ。その上入院費だって、そこらへんのビジネスホテル宿泊よりお安い。)

本当に子育ては軽視されてるなと感じます。

少子化は進む一方です。

最後となりましたが、亡くなったお子さまのご冥福をお祈りするとともに、ご家族の心中をお見舞い申し上げます。


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