記録を忘れていましたが、今年の1月の話になります。
そのため娘が中1、12歳だった時のことです。
HPV(ヒトパピローマウイルス)のワクチン接種1回目を受けてきたので、そのことを書いてみます。
これから接種を考えている方の参考になれば嬉しいです。
HPVワクチンを受けようと思ったわけ
HPV(ヒトパピローマウィルス)は、子宮頸がんの原因となるウイルスです。
全てのウイルスが発癌に寄与するわけではないけど、HPVは発癌させてしまうウイルスです。
諸外国と違って、日本ではHPVワクチンが浸透しなかったため(過去の副反応症例に対する過剰報道)、いまだに若年女性(20~30代)が子宮頸癌に罹る率は減っておらず、先進国の中では一番悪い状況となっています。
有名人だと歌手のZARD(坂井泉さん)も若くして子宮頸癌となり闘病中にお亡くなりになりましたね。あとは漫画ですが、コウノトリの主人公桜先生は孤児院育ちですが、実母が子宮頸癌で出産後まもなく亡くなったからでした。
そしてHPVは女性の子宮頸癌だけでなく、男性の陰茎癌の原因にもなり、また性別関係なく咽頭癌なども引き起こすことも知られています。
というような話を、私は担当する学生講義でデータとかを使って毎年説明しています。
私、ずいぶん前にHPV関連癌の研究をやっていまして、DNAとかRNAとか抽出してなんやかんやとしてたんです。
そんなわけで、娘はHPVの公費負担年齢になったら絶対に、一番価数が多いワクチンを受けさせようと思っていました。
現在では9価ワクチン「シルガード」が、一番多くのHPVのウイルス型に対応しているワクチンとなりますので、今受けるなら9価が一番良いです。
ワクチンの公費負担について
現状(2026年4月)だと男女で扱いが違います。
◎女子
小学6年生〜高校1年生相当であれば、原則「全額公費負担(無料)」です。
◎男子
国として公費負担制度はないですが、自治体によっては「公費負担」があります。
無料~数万円補助としているのは23区内の自治体が主体です。
お住まいの自治体が補助制度を採用しているか確認が必要です。
完全自費だと、7~8万円程度かかります。
HPVは女性だけ関係すると思われがちですが、性感染症という側面が大いにあります。
女性だけがワクチンを打つのではなく、男性も打っておいた方が良いです。
おそらく流れとしては、男子に対しても国として全額補助の方向に向かうと思われます。
接種当日の流れ
今回はかかりつけのクリニックで接種しました。
当日の流れはとてもシンプルで、
- 予診票の確認
- 医師からの説明
- 接種(上腕)
- 15分程度の院内待機
という一般的なワクチンと同じ流れでした。
接種自体は一瞬で終わり、「インフルエンザ予防接種よりも痛くなかった」と本人は言っていました。
副反応はあった?
接種後の様子ですが、
- 接種部位の軽い痛み:あり(当日〜翌日)
- 腕の上げにくさ:なし
- 発熱:なし
- 全身症状:特になし
という、比較的軽いものでした。
数日で自然に落ち着き、日常生活にはほぼ影響ありませんでした。
接種のスケジュール
HPVワクチン(9価)は、年齢によって接種回数が異なります。
15歳未満に1回目を受けていれば、6か月後に2回目の接種で完了。
15歳以上で1回目を受けると、2か月後に2回目、6か月後に3回目で完了。
つまり、小6~中3(ただし15歳未満)で1回目を受ければ、接種は2回だけで済むのでより簡単です。
そんなわけで、まだ初回を済ませていない方は、15歳になる前には1回目は済ませておきましょう!!
ちなみに15歳かどうかで回数が異なるのは、
若年(特に15歳未満)の方が免疫応答が強いため、2回でも十分な抗体価が得られる
という海外のデータがあり、WHOなども同様の考え方を採用しているからです。
我が家は、6か月後に2回目を受ける予定でいます。
まとめ
HPVワクチンは、将来のがん予防につながる大切なワクチンです。
- 子宮頸癌だけでなく、陰茎癌や咽頭癌の予防にもなる。
- できれば、1回目接種は15歳になる前に!(計2回の接種で済む)
- 女子は国の助成で全額無料、男子でも自治体に助成があるかチェック
- 助成の対象は、高校1年生相当まで。
ということで、皆さまもお忘れなく。
