忘れないうちにと書き留めている2025中受(サピックス生)の振り返り記事。
今回から科目別に役立ったものを書きます。まずは算数について。
サピ算数で役立ったのは、何と言っても「コベツバ」!!
サピに通っている多くの方がご存知だと思いますが「コベツバ」という受験算数の動画解説サービス↓
村中毎悟克先生という、浜学園の看板である「灘・甲陽学院」コースでの講師歴がある方が関西弁イントネーションが残った形で解説を行っています。
我が家はStanbyというサピックステキスト問題解説を4年生から毎月利用と、過去問特訓という特定の学校の算数過去問解説のサービスを6年で2校分購入し利用していました。
Stanbyを契約しておけば、マンスリーや組み分け前に対策問題を使うことができたり、またマンスリーや組み分けの後には全問の解説動画も見ることができたので、とても役立ちました。
利点① 解法ポイント動画が独立してある
必要な解法ポイントに名前を付けてラベリングしてポイント動画として独立して存在する点が良いと思いました。
そのため別の問題を解く際、同じポイントを使う場合にもう一度ポイント動画を視聴することが可能で、「以前見た、あの時は理解したのにもう忘れていた!」という記憶喚起ができます。
利点② 算数が超できる人の思考・解法をトレース可能
村中先生は淡々とした語り口で、シンプルで一番明快なやり方を提示してくれます。
「そう考えれば一番楽で、手間が省けるのかー!」と出来る人の思考過程が分かります。
算数が得意な人って本当にスマートで間違えにくい方法をとることができるのが素晴らしく、できない親(私のことです)鈍くさく教えるのは子供にとって害でしかないと思いました。
ただ分野によっては(本人の苦手によっては)、解説スピードが早いとか端折っていると感じた部分も娘の場合はありました。
その時だけ私も一緒に解説動画を見て「たぶん、こういうことじゃない?」という補足を入れることはありました。
利点③ 過去問特訓では、問題の難易度を正答すべきか捨てるべきかもアドバイスあり
6年秋に購入した志望校の過去問特訓では、10年分くらいの算数過去問解説が収容されています。
問題をA~Cの難易度に分けてあり、「これは難しいし時間がかかるので手を出さない方がよい」とか「ここは確実に正解したい」などのアドバイスもついていて有益でした。
過去問特訓でも、Stanby同様のポイント動画が見れる点も良かったです。
欠点 動画視聴は時間がとられる
娘曰く、「全然分からないときはコベツバの動画解説が非常にありがたいけれど、あとちょっとで分かりそうな時はいちいち動画を見るのは時間のロス」と。
そんなわけで、6年生のときはサピの解答解説(←解説の量が少ない)を読んでうーん?と考えて、分からないときはコベツバ動画を見る、というようにできるだけ解説に書かれた文字ベースで考えるようにしていたようです。
6年生夏からはサピの「質問教室」活用が有益だった
サピでは4年生から授業後に質問教室があります。詳しくはさぴあに書かれたこちら↓
我が家は6年生の夏期講習から質問教室を利用し始め、結局6年生の1月まで活用させてもらいました。
↓質問教室を利用し始めた、6年生夏の時の記事
秋以降は過去問をやった分からない箇所なども教えてもらえます。
いつも教えてくれている先生がマンツーマンで向き合ってくれるのでとても有益でした。
サピの基礎トレは超重要!
白状すると我が家は基礎トレをあまりできていませんでした。
新出が出てくる日(!マークがたくさん出てくる日)のみはやる、というかなり端折ったやり方で過ごす月が多かったです。
けれど娘の場合は、一度理解できていた解法を忘れてしまうことが多かったので、おそらく演習量や記憶を喚起するためのシステムがうまく機能しなかったことに起因すると思います。
つまりはその対策である基礎トレときちんとやっていなかったことが良くなかったなと。
そんなわけで基礎トレはまじめにやりましょう。
なお6年生からはコベツバStanbyでも基礎トレの問題解説がついています。
ソロバン(暗算)はある程度役立った
娘は小1~小2まで、ipadを使う「そろタッチ」という両手ソロバン・イメージ暗算をやっていました↓
↓小2でカリキュラム途中ながら辞めることにした時の記事
娘の場合は、結局足し算・引き算の暗算は可能だけれど、掛け算・割り算の暗算は不正確(受験算数として使うには危うい)というレベルになりました。
でも足し算・引き算に関しては4~5桁くらいまでなら暗算で早く正確にできているので、させておいてよかったなと思います。