2月の勝者、最終巻の21巻が発売されましたね!
以下ネタバレ含む感想です。
娘と私で心待ちにしていた
娘も漫画「2月の勝者」が大好き。
20巻までは繰り返し読んでいて、「早く21巻が読みたい!」と言ってました。
発売日の朝、私がKindle版を購入しておいたので、学校から帰宅後早速読んでいました。
私も仕事の休憩時間に読みました。
Kindle版だとこういうふうに分かれて読むこともできるので便利ですよね。
島津くんの進路選択とその理由が分かりスッキリ
前の巻で、島津くんが開成を蹴る?というようなフラグが立っていました。
母親に経済的負担をかけたくないが故の、本意ではない選択なのかと思いきや。
実は島津くんは「女子がいる」共学がお好みだったと!
先生たちの前で、都立大石山を選ぶ理由を問い詰められ、
「女子がいるから」と正直に答えたら場が笑いに包まれてしまったのは、なかなか酷なシチュエーションだなと。
でも精神年齢の高い彼なら、きっと先生たちの笑いが、安堵の笑いだったということも理解できたのではないかと思います。
島津パパの気持ちも分かる
島津パパの様子も少しながら描かれていました。
地方出身で、自分の努力で都会の有名大学に入り、一流と言われる企業のサラリーマンになった島津パパ。
同級生や同僚たちは有名中高一貫校出身で、中高もキラキラした青春があったり、学校ごとの横のつながり、縦のつながりというものもある。
自分自身の大学に入る過程との違いを目の当たりにし、自身の子供には都会の有名中高一貫校で学ばせたい、と思っていたようです。
この島津パパの気持ち、同じく地方出身者として痛いほどよく分かります。
そこがコンプレックスなんですよね。
島津パパもそもそも中受沼にハマったきっかけは、我が子には自分よりもよい環境で学ばせたいというそんな思いだった。
それがいつの間にかエスカレートし、さらに自分自身の虚栄心も加わって、教育虐待に進んで行くのだから、中受には闇があります。
黒木先生の過去も、その後も描かれている
黒木先生が、貧困家庭の子どもへの無料塾にこだわる理由もここで明らかにされます。
そして更なる飛躍のために旅立ち、また戻ってくる数年後で終わっているのですが。
何と海外から戻って来られた黒木先生の左手薬指!
さりげなく指輪がありましたね。
佐倉先生とくっ付いたら面白いなーと思っていたけれど、そうではなく別の方みたいですね。
2月の勝者ロス?!
娘は「2月の勝者」が終わってしまってロス状態なってます。
続編が出ないかなーと。
そんな続編よりも前に、私たち2025年組のリアル受験が迫っていますからね。
ロスなんて言ってられないうちに、自分自身が主役の物語が始まってますからね〜
気付けば天王山と言われる夏休みです。
シュミレーションとして読んでおいてよかった
漫画「2月の勝者」はお子さん自身に、これから向かう受験というのがどんなものなのか分かってもらうのにとてもよい漫画だと思います。
うちの子も「下位クラスはその塾のお客さま」とか「併願校選びが大事」とか色んな知識を漫画のおかげで得れました。
そして多分、受験生の親の気持ちも、漫画を介してある程度は理解が及んでいるようです。
そんなわけでシュミレーターとしてもとても有用な漫画だと思いますよ!