7月は産後仕事復帰した月。
今回でワーママ生活11年目を迎えることになりました。
フルタイムワーママ生活、こんなに続くとは思っていなかった
私自身は母親が専業主婦の家庭で育っています(私が中学生になった頃、母が趣味的にお店を始め個人事業主として働いていました)。
田舎だったし、時代的にも、母親という立場の人がどこか会社にフルタイムで勤めている、というパターンは非常にまれでした。
そんなわけで「共働き」や「ワーママ」というものは、実体験を伴わない世界。
自分自身が産後仕事復帰して、フルタイムで働くというのも、どこまで続くか分からないな・・・と思っていたのでした。
ワーママ生活をすることになった消極的理由
実は私、「結婚しても、子どもが生まれても働き続けるぞ!」というような意志がないタイプでした。
けれど大学(医学部)時代の友人に「腰掛けか!!」と一瞥されたんです・・・。
そこで私が入った世界は、そういう世界なんだと遅まきながら気づきました。
医師の先輩方は、仕事を続けている方も多くて、さらに20代を過ごした医局や職場でも「共働き」「ワーママ」が当たり前とされていました。
そんな中で感化され、結婚・出産しても働くことを続ける形になりました。
主婦的な輪が向いていないという性格
そして仕事を続けることになった理由として大きいのは、主婦的な輪に上手く加わることができないという性格もあると思います。
誤解を恐れずにいうと、女性同士の同調圧力が苦手というか、上手くなじめないというか。
友達作りが下手なんですね…
やっぱり仕事をしている方が面白いし、やりがいがある、仕事を介した人間関係構築の方が向いてると思いました。
そのため、産休中に専業主婦は無理だ、とキッパリと悟ることができました。
ワーママを続けられている理由
私がフルタイムワーママを続けられているのは、運の部分が大きいと思います。
運というのは3つあって・・・
①夫が激務ではなく、そこそこ家事育児を分担してくれる。
②子どもが一人しかおらず、健康。
③職場において、働き方にある程度融通が利く、個人の裁量でできることが多い。
この3つの点が、たまたま上手くいっているおかげ(運)なのだと思います。
逆に言うと、このどこかが崩れていたら働き続けることは難しかったと思います。
持続可能なワーママ生活に必要なのは、配偶者の脱!昭和的家庭観
周りを見ても女の人は個人的努力を重ねているなと思います。自己犠牲的です。
でも上の3つの点のどこかが難しかったら、一気に働くことの難易度が跳ね上がります。
誰でもワーママになるべき、共働きが当たり前というような最近の論調はちょっと違うなと思うのです。
妻が外で働き続けるには、夫がもっと家事育児を分担しなければどうにもならない。
そのためには「家の中ではお母さんだけが家事育児するのが当たり前」「お父さんは家の中で何もしない」みたいな文化はやめるしかない。
うちの夫の家庭がまさにこういう家庭育ち。
夫にはこの昭和的家庭観が染みついていたので、意識改革させるのが大変でした。
そういう昭和的な専業主婦的文化は、これからを生きていく子供たちに見せない・受け継がせないことが大切だと思います。